フィギュアスケートを外野から楽しむ&応援するための会


by carthaginois

キャンベルズ・インターナショナルの結果

ジャパン・インターナショナルが行われた1週間後の10月8日(土)、アメリカで、キャンベルズ・インターナショナルが行われました。

女子は、ミシェル・クワンと村主章枝が直前に欠場を表明しましたので、コーエンと若手アメリカ人3人という計4人のアメリカ人と、外国人としてカナダのロシェット、そして荒川静香という6人の参加メンバーで大会は競われることになりました。
アメリカ人にとって、ロシェットは同じ北米人でほとんど身内みたいな存在だとすると、前週に日本で試合を一つ消化したばかりの、外国人である荒川選手は、単独、敵地(という言い方は適切ではないかも知れませんが)に乗り込んでの戦いということで、なかなかたいへんだったのでは。
結果は以下のようになりました。

http://www.usfigureskating.org/event_details.asp?id=30612
1 Sasha COHEN USA 122.73 (61.80 60.93)
2 Kimmie MEISSNER USA 109.08( 59.21 49.87 )
3 Shizuka ARAKAWA JPN 105.86 (51.73 54.13 )
4 Joannie ROCHETTE CAN 105.33 (52.06 54.27 )
5 Alissa CZISNY USA 84.81 (43.94 43.87)
6 Emily HUGHES USA 73.80 (31.67 42.13)

ジャパン・インターナショナルは、大会の当日すぐに放送がありましが、キャンベルは、アメリカでは、大会から約1週間後の10月16日(日)にテレビ放送があったようなので、きっとアメリカのスケートファンたちは待ち遠しかったことでしょう。

クワンが欠場し、サーシャ・コーエンが、やっぱり優勝ということになりましたが、この日の彼女は、オープニングの3連続ジャンプでふらつきがあったり、トリプル・サルコーがダブってしまって片方採点対象とならなかったりというミスのほかは、大きなミスらしいミスのない安定した演技で、モロゾフ振り付けによる新しいロミオ&ジュリエット(ニノ・ロータ作曲)の強力プログラムを携え、トリノ・オリンピック金メダル候補の本命として、まさに名乗りを上げてきたなという、力強い印象を見るものに与えました。

そして2位には、ジャニアから上がってきたシニア1年生のマイスナーが。この日はほぼノーミスで、3回転ー3回転を2回(回転不足だという指適がありますが)入れ、荒川選手の点数を上回りました。マイスナーは、カークが引退してしまった現在、クワン&コーエンに次ぐ、アメリカ3位の存在として、他の若手をリードといったところでしょうか。

一方荒川選手は、ジャパン・インターナショナルに比べ、ジャンプでのはっきり目立つミスが重なり、マイスナーとロシェットの好演技にはさまれた形で、彼女の良さが充分アピール出来なかったようですね。しかしTESの点数だけ見ると前週より、意外にも若干(2.19)上がっている。

前週、8の字を描いてはいけないというルールにひっかかるとして、半分採点対象とならなくてレベル2に留まり問題となった、スパイラルステップシークエンスは、内容が修正されレベル4が取れてますね。でもレイバックスピンは、レベル4から3に落とされてしまっている。

スパイラルはレベル4になり基礎点は上がったが、たっぷりと魅せてくれ、大きな見せ場だったジャパン・インターナショナルに比べて、短縮されてしまって、その効果が薄れてしまったような感じで残念に思いました。スパイラルの前後のジャンプが、キャンベルズでは大きく乱れてしまったのは、ここのスパイラルの長さを急きょ変更したためだったのでしょうか?

ジャパン・インターナショナルでは、素人目には3回転成功しているように見えていたのが、採点表では、2回転になっているというのが2ヶ所あったし、その他明らかに2回転になってしまったというのも1ヶ所あったりしました。

キャンベルズではダブル・アクセルが1回転に、トリプル・ループが2回転に、そしてトリプル・フリップは両足着氷で大きく減点というのはありましたが、3回転+3回転(サルコウ+トゥループ)が、今回は認定され加点もされていたし、冒頭のトリプル・ルッツの後にコンビネーションがつけられなかったため、後半にトリプル・ルッツ+ダブル・トゥループをしたりということで、1.1掛けの対象として基礎点が少し上がったりという所などで、少し点数が上がったようですね。

このように、TESは若干上がっているのであるのだけど、、PCSはジャパン・インターナショナルに比べ、7.2低く、総合では、105.86と5.1低い点数となってしまっているが、出来からすると点数が低くても仕方ないといったところでしょうか。4位のロシェットとは0.53点の差という僅差だが、ロシェットは転倒のため1点減点されているので、表彰台落ちをぎりぎり免れたといったところですね。ロシェットの方が順位が上であるべきだという意見も多々あるようですが、今回マイスナーに負けたことだけでも、日本のファンにとっては衝撃が大きい(かく言う私も)ことであろうから、ロシェットには負けなくて、よかったというところか。

もっとも、公式ホームページや朝日新聞の定期のコラム欄で、荒川選手の試合後に出されたコメントなどを読むと、深刻な調子など全然なく、マイペースな感じで、楽しんでいるような感じも受けたので、なんだかほっとさせられ、安心させられましたし、どーんと構えていて頼もしい!という印象さえ受けました。もしかして、彼女はまだ全然本気出してないのかな?
いずれにしても、次のチャイナ・カップ(11月第1週)での演技が楽しみです。
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by carthaginois | 2005-10-19 02:33 | その他競技会