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by carthaginois

中国杯の結果

中国杯の女子フリーが5日土曜日行われ、最終結果が出ました。
通常、グランプリ・シリーズの海外大会は、テレビ(NHK衛星第1)での放送が、大会の約1週間後だが、この中国大会、今年は女子だけ、大会の次の日(6日の日曜日)に放送というのは、フィギュアスケートファンには嬉しいですね。

結果は以下のとおり。

Cup of China 2005
Ladies Final Result
1位 Irina SLUTSKAYA RUS 196,12
2位 Mao ASADA JPN 176,60
3位 Shizuka ARAKAWA JPN 173,60
4位 Elena LIASHENKO UKR 160,70
5位 Yan LIU CHN 145,92
6位 Viktoria PAVUK HUN 129,84
7位 Dan FANG CHN 122,54
8位 Na HOU CHN 106,346
9位 Idora HEGEL CRO 104,78
10位Amber CORWIN USA 91,0610

アメリカ大会、カナダ大会と例年に比べ、レベルの低い大会であったのに対し、中国大会はハイ・レベルの大会となりました。点数だけ見ると、上位3人は、アメリカ大会優勝のソコロワ(163.02)、カナダ大会優勝のシズニー(168.32)を上回っている。

それにしても、スルツカヤは強い。
まずショート・プログラムだけで70.22。この点数はスルツカヤの自己ベストとなるが、国際大会のショートで、70点を超えた点数を見たのは、久しぶりのような気がする。おそらく新採点システムが導入された直後に、スケート・カナダ(03-04シーズン)で71.12を出したサーシャ・コーエン以来か。フリー演技でも、2位の荒川選手を10点近く引き離し、危なげなく、余裕の、当然の優勝といった感じだ。昨シーズンからの参加大会すべて優勝という記録を、今シーズンも絶好調で続行中だ。次のロシア大会も、参加メンバーで対抗馬となりうる選手が見当たらないため、恐らく優勝すると思われるから、12月のファイナルでは、また東京で、彼女の演技が見られるであろうことは楽しみだが、それにしても、点数の出方からして、あまりに強すぎる!

荒川選手は、今期2回目の対決となるが、今回もスルツカヤに迫るところまではいかなかった。
ショート・プログラムで3回転が回転不足をとられ、2回転判定にされてしまったことが、順位(ショート3位)に大きく響いてしまった形になってしまった。フリーの3回転ー3回転も、認定されなかった。素人目にはよく分からないのだが…。フリーの演技は、スパイラルの後の3回転ループが2回転になったほか大きなミスの無い演技で、出来が悪かったキャンベル大会に比べ、よくまとまった出来だったので、ひとまず安心といったところか。フリーは浅田真選手を上回り2位、総合では3点及ばず3位。次のフランス大会も浅田選手と一緒で、その他強豪揃いだが、巻き返しなるか。まだショートもフリーも、まだまだ彼女の持てる力を出し切っていないみたいなので、これから、どんどん演技が濃くなっていくのを期待するが、最近多くとられてしまっているジャンプの回転不足は、点数に大きなダメージを与えるため、気になるところだ。

今大会で、シニアの国際大会デビューとなる浅田(真)選手の登場は、さながらスター誕生といった雰囲気だ。
フリーの「くるみ割り人形」では冒頭のトリプル・アクセルには失敗し、本人いわく80パーセントの出来だというものの、ショートの「カルメン」ともども、軽々とぴょんぴょん飛ぶジャンプ、ポジションの綺麗なスピン、演技全体から溢れる、フレッシュな輝きで、我々の目(恐らく世界のフィギュアスケート・ファン)に鮮烈な印象を残した。しかも、世界女王のスルツカヤについで2位という立派な成績。トリノ・オリンピックに出場できなくて残念だというのは、各メディアで、彼女の名前が出るたびに言われることだが、ちょっと気が早いが、来シーズンの日本で開催される世界選手権、初出場で金メダル?なんてことを想像したくなるような、そのようなデビューだった。

スケート・カナダで優勝したシズニー、そしてキャンベル2位のマイスナーと、ジュニア上がりの選手の活躍がめざましいこのシーズンだが、この浅田(真)選手の登場をもって、このシーズンが、選手の新旧交代の分岐点となり、来シーズンあたりから、新世代による、新時代へ突入するのかといった印象が決定的となった気がする。

カップ・オブ・チャイナ結果
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by carthaginois | 2005-11-06 17:12 | グランプリ・シリーズ