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by carthaginois

フランス大会の結果

グランプリ・シリーズ第4戦フランス大会が、先週末開催されました。
このフランス大会も、第3戦の中国大会に続いて、上位3人が170点以上というハイ・レベルの大会になりましたが、浅田真央選手、まことに痛快な優勝でした。
コーエン選手、荒川選手、ソコロワ選手、ロシェット選手、マイズナー選手…といった、今シーズンのグランプリ・シリーズ中最強のメンバーをおさえての、ショート、フリー共に1位の完全優勝。シニア1年目の快挙。すごい!
結果は以下のとおり。

Trophee Eric Bompard
2005Ladies
1.Mao ASADA JPN 182,42
2.Sasha COHEN USA 175,12
3.Shizuka ARAKAWA JPN 173,30
4.Joannie ROCHETTE CAN 167,22
5.Kimmie MEISSNER USA 155,72
6.Elena SOKOLOVA RUS 152,52
7.Annette DYTRT GER 131,88
8.Galina EFREMENKO UKR 107,98
9.Anne Sophie CALVEZ FRA 102,90
10.Fleur MAXWELL LUX 102,44
11.Nadege BOBILLIER FRA 101,96

パリ、ベルシーの大会会場には、太陽の光を表現したような、大きなデコレーションがサイドの壁一面に施されていて目立っていましたが(去年は、白熊でも出てきそうな雪山みたいな図柄だった)、今年のあの太陽は、まさにこの大会での浅田選手の存在そのものを表しているような感じがありました。
見ていて、心があらわれるようなすがすがしさ、伸びやかさ。次々にジャンプを決める爽快感。彼女の演技はいったん見始めると、目を離すことが出来ない。表現面ではまだジュニアの領域のそれかもしれないが、今しか持つことの出来ない世界を彼女は持っていて、我々を魅了する。この新鮮さは、新しく出現してきたものだけが持つことの出来る特権かもしれない。今はその独自の世界を大切にし、そして深めていって欲しいと思うが、彼女が、これからスケート界の新しいスーパースターとして、どのような活躍を見せるか、そして年を積み重ねるごとに、シニアのスケーターとして演技面でどう変貌していくか、世界中のスケート・ファンにとっては、大きな楽しみになることと思います。

そういった意味では、荒川静香選手も、年々変貌を遂げ、彼女が創り出す、めくるめく陶酔の世界が、今シーズン、まさに最後、これまで以上の豪華で美しい大輪の華を咲かせようとしている、その胚芽を充分予感させる、大きな期待を抱かせる好演技をしたフランス大会でした。
特にフリーは、激しいショパンの音楽に負けない、気迫漲る演技であった。今回もジャンプで点数のとりこぼしがあったのはもったいないが、連続2大会3位とはいえ、点数的にもアメリカ大会、カナダ大会に出ていたら楽々優勝できた立派な点数。彼女の演技は、そのたぐい稀な氷上での美しさに、他を圧倒するパワーが結びついた時、驚異的なマジックが生まれることは、優勝時の世界選手権で実証済みなだけに、再び、それもオリンピックという大舞台で、あの忘れることのできない、衝撃とでもいうべき、感動を味あわせてくれることを期待してしまう。皆の期待が高く、課されるハードルが高いだけに、選手としては、とても大変なことだとは思うが、アマチュア時代最後のシーズン、ぜひ有終の美を飾って欲しいです。
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by carthaginois | 2005-11-21 23:31 | グランプリ・シリーズ