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by carthaginois

壮絶!全日本選手権

日本フィギュア・スケート史上、最も壮絶な戦い、全日本選手権が終わった。熱い炎の2日間だった。トップ6選手については、ショート、そしてフリー通して、次から次へとベスト演技が続発される、想像を絶するハイ・レベルな戦いとなった。各選手、皆、それぞれに素晴らしかった。

女子シングル - - 最終結果

1. 村 主 章 枝 194.16 (SP2位・FS1位)
2. 浅 田 真 央 188.10 (SP3位・FS3位)
3. 荒 川 静 香 187.36 (SP1位・FS4位)
4. 恩 田 美 栄 186.06 (SP4位・FS2位)
5. 中 野 友加里 175.66 (SP5位・FS5位)
6. 安 藤 美 姫 173.36 (SP6位・FS6位)
7. 澤 田 亜 紀 155.98 (SP9位・FS7位)
8. 浅 田 舞 150.66 (SP7位・FS9位)
9. 武 田 奈 也 149.76 (SP10位・FS8位)
10. 北 村 明 子 147.02 (SP8位・FS10位)

皆、素晴らしい演技を見せた中にあって、特にベテラン勢の健闘が光った、全日本だった。

そんなハイ・レベルな大会の中、ここ1番の大舞台での勝負強さを遺憾なく発揮し、村主選手が入魂の演技で、大ヒロインの座をもぎとった。今シーズン、思わぬ怪我に苦しんだ、彼女のスケートに懸ける想い、オリンピック出場に懸ける執念みたいなものが、直接伝わってくる、観客スタンディング・オーベーション、涙、涙の、感動の演技で、納得の優勝だ。表現面では、先シーズンの野心的なプログラムを経て、もはや円熟の域。光と影の演技にオリンピックも期待!

サプライズは、恩田選手。迫力ある高いジャンプとともに、SP&FSとも目を見張らせられるノーミス演技で、フリーは、新プログラムで浅田選手の上をいく2位に喰い込む大健闘。良かった。その頑張り、闘志に、涙腺が緩まされた。これだけの演技を見せながら、オリンピック、ワールドと代表から漏れたのはとても残念だ。

荒川選手は、氷上での華やかな存在感で際立っていた。SPは、ジャンプも決め、音楽とも調和し、きらきらとした輝きが出てきた(陶酔感をもたらすスパイラルが絶品!)。FSも、気迫溢れる演技で魅了された。中盤までは快調だったが、後半のジャンプミスが響いて、優勝争いから微妙に失速で、久々の全日本のタイトルには手が届かなかった。公式練習で何度も見せていた3連続3回転ジャンプは、本番では挑戦しなかったが、オリンピックでのパワー・アップした演技に期待をもたせる。彼女は日本勢のなかで、間違いなくメダル候補筆頭だろう。

浅田真央選手は、フリー演技で、トリプル・アクセルを2回達成という偉業を、いとも軽々と決めた。やはりトリノ・オリンピック出場は幻と終わったが、まだ15歳の彼女が、どのような進化を遂げていくのか、来シーズン(再来年)の日本で開催される世界フィギュアでの活躍が待ち遠しい。

中野選手は、今シーズンの好調を維持して、トリプル・アクセルはダブル認定だったが、ノー・ミスで滑りきった。まだ点数が上位陣に比べて思うようには出ないようだが、これからが勝負だろう。浅田真央選手とともに、これからの活躍が楽しみな存在に成長した。

安藤選手は、今回は、直前の2大会よりは、まとまった演技を披露した。ただ今回は他の選手の出来栄えが抜群だっただけに、他の選手たちの間に埋もれてしまう形で、結果は6位と、低い順位に甘んじることになってしまった。まだ今シーズン、フリーではこれぞと思わせる演技を見せていない。オリンピックで、輝きを取り戻せることが出来るか?
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by carthaginois | 2005-12-26 16:31 | その他競技会