フィギュアスケートを外野から楽しむ&応援するための会


by carthaginois

トリノTV観戦日記②-ペア・フリープログラムの巻

タチアナ・トトミアニナ、マキシム・マリニン組(露)は、「ロミオとジュリエット」による、ぴったりと息のあった、堂々たる王者の風格さえ漂う演技で、ショート・プログラムでのリードを結局15点近くに広げ、全く危なげない、予想どおりの金メダル獲得であった。チャンピオンはここ1番でも強い!                                             惜しまれるは、怪我から復帰したばかりの元世界チャンピオンの申雪、趙宏博組(中)。本調子であったならば、もう少し金メダル争いも接戦で面白くなったはずだが、それでもベテランらしいさすがの存在感を見せ、ショートの5位から3位に順位を上げ、前回のオリンピックに続いての銅メダル獲得となった。彼らの演技には艶がある。                                              今回場内騒然となった一番のハプニングは、最終滑走の張丹、張昊組(中)。演技はじまってすぐにスロー4回転ジャンプに果敢に挑戦するが、着氷失敗。張丹がひざを強打し、それから演技を続けることが出来ず、そこで演技がしばし中断。ショート終了時点で2位につけ、普通に今シーズン見せてきた演技が出来たら、まず銀メダルは確実と思われていたので、いったいどうなることか、もしや棄権かといった雰囲気もあったが、たくさんの拍手に包まれながら、演技をジャンプに失敗したところから再開。その後大きなミスはなかったが、普段の圧倒的なダイナミックさは、少し影をひそめてしまった形で残念だったが、点数的に意外にもダメージは少なかったようで、なんとか銀メダルを維持した。実際彼女らの頑張りは、オリンピックという場にふさわしいガッツを見せ、本来の出来でなくとも、充分銀に値するだろう。まだ若いペアなので、バンクーバーでは金メダル争いをしているかもしれない。2位~4位は僅差で中国の3ペアが並んだ。                                                                            ショートでスロー・トリプルアクセルを成功させ会心の演技を見せた井上怜奈、ジョン・ボールドウィン組は、フリー・プログラム後半で再びスロー・トリプルアクセルに挑戦したが、残念ながら今回は転倒してしまった。順位は総合7位であった。その健闘をたたえ、感動をありがとうと言いたい。全米選手権ではフリーで見事スロートリプルアクセルを成功させ逆転優勝したようなので、世界選手権でのフリーの演技にも期待したい!                                                        ☆       ☆       ☆        ☆        ☆     ☆      ☆                     そして今夜から男子シングル。日本唯一人の参加の高橋大輔選手、今シーズンはシーズン明けのスケート・アメリカで優勝したときの演技が一番素晴らしかった。 あの演技、若しくはそれ以上の演技で、4回転の成功も期待したいところだが、ショートは、なんと、多くの選手が嫌がるという第1グループの第1滑走。しかも第2滑走は優勝候補大本命プルシェンコ。NHKで解説している佐藤有香さんも、オリンピック第1滑走の経験者で、彼女も嫌だったと言っていたが、いったいどうなることか…             
[PR]
by carthaginois | 2006-02-14 21:45 | オリンピック