フィギュアスケートを外野から楽しむ&応援するための会


by carthaginois

トリノTV観戦日記⑥ー女子ショート・プログラムの巻

1位サーシャ・コーエン選手が66.73、2位イリーナ・スルツカヤ選手が66.70、3位荒川静香選手が66.02…コーエン選手と荒川選手の点差は僅か0.71と、上位3人はほぼ横1線に並ぶ展開。トリノオリンピック、フィギュアスケート女子シングルは、コーエン選手&スルツカヤ選手&荒川選手三つ巴による、凄い接戦の、激しい競い合いが実現した。二日後のフリーは、誰が頂点に立つか分らない、逆転も大いにありうる、まことに面白い戦いとなった。                                                                  
                                                                                                                 荒川選手は、今シーズンフリー・スケーティングで滑ってきた、ショパンの「幻想即興曲」(オーケストラ・バージョン)を直前にショート用に変更しての、今回のショート・プログラムだった。フリーで御馴染みの曲とはいえ、プログラムがはじまるまで、いったいどんなことになるのやら、わくわくどきどきだったが… 
 
 暗くどんよりとした灰色の曇り空も、一瞬にして晴らしてしまうような、そんな光輝くパワフルな演技だった。美しかった。凄まじく美しかった。彼女が、喜び満ち溢れた素晴らしい笑顔で演技を終えた瞬間、こちらも感極まって、ヤッターと思わず目の前のテーブルを手で何回もバンバン叩いて、それから、よくぞやってくれたと感動で思わず涙が出そうになった。ワールド優勝以来、皆が待ち望んでいた彼女が、世界の舞台で、それもこの大舞台で、ようやく戻ってきた。さらに華やかに、さらに美しくスケール・アップして戻ってきた。荒川選手が金字塔を打ち立てた。そんなショート・プログラムの演技だった。                                                                                           
                                                              コーエン選手は1位も納得の、めりはりの効いた彼女らしい、パワフルな演技で、スルツカヤ選手ものびのび貫禄の演技で、それぞれ1位2位を占めた。村主選手もノーミスで滑りきり、4位と好位置につけた。2番目と早い滑走順だったマイスナー選手が、3回転3回転を決め、技術点で高得点を獲得して5位。 安藤選手は本調子でなかった。8位という順位。安藤選手に比べ、彼女の前後に滑った、グルジアの無名選手や、ヒューズ選手は良かった。それぞれ6位、7位。今大会ダーク・ホース的存在、地元のバックアップをうけ強力なメダル候補だったコストナー選手は、コンビネーションで転倒、11位と予想外に出遅れた。
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by carthaginois | 2006-02-22 08:40 | オリンピック