フィギュアスケートを外野から楽しむ&応援するための会


by carthaginois

世界フィギュアの結果を見てⅡ

今回の選手権はオリンピックの直後ということで、見る方にとっては、2つの大会の演技の出来を比較できるという旨みがある。オリンピックより調子をぐっと上げた人(マイスナー選手、ソコロワ選手etc.)、調子を落とした人(コーエン選手、ロシェット選手etc.)と様々ですが、世界選手権の順位を16位ぐらいまで見てみると、ほとんどの選手がオリンピックと世界選手権の両大会とも出場している選手だが、日本の2選手(中野友加里選手と恩田美栄選手)だけが、オリンピックには出場していない選手だというのが目をひく。中野選手は、オリンピック5位のロシェット選手より上の5位入賞という成績。まさに現在の日本選手の層の分厚さを象徴している。 (+日本におけるオリンピック選手選考方法については、スポンサー問題とかは素人にはよく分からないのだけど、大きな課題を残したといえるのは確かでしょう…)      

                                                          中野選手は、今シーズン好調な成績を残してきたとはいえ、世界選手権初出場で、果たしてどの位置につけてくるか未知数のところもあり、来年の選手枠3枠を確保できるのだろうかという不安も少しあったけど、なんのその、しっかり演技をまとめあげ、初出場で5位。選手枠の件でいえば、13ポイント以下で3枠保持のところ、村主選手(2位=2ポイント)+中野選手(5位=5ポイント)、計7ポイントということで、立派に役目を果たした。                      特にショート・プログラムの「ムーラン・ルージュ」が良かった。ショートは最終グループの一番滑走だったけど、最終グループの緊迫感あふれる独特の雰囲気に飲み込まれず、逆にその雰囲気を自分の見方につけたかのようで、その堂に入った演技は今までよりワンランクアップしたような感じ、且つ、新鮮さもあり、見ていて、中野選手のこれまでの演技の中で一番ワクワクさせられた。フリーもあわせて全体的には、要素をかっちり決めていても、まだ少し単調だなと感じてしまう、つまり無感動の面が強い(彼女の演技を見ていると、いかにも日本人的だなぁと感じてしまうのだが偏見かな?)jのだけど、今、登り調子ということもあり、今シーズンの好成績をひっさげて、来シーズンは演技にどれだけ魅力をもたせることができるか、期待。                   
                                                       個人的に、恩田選手の演技は、また昨年末の全日本選手権のような気合の入った演技が見たい、キスクラでのシュイナール・コーチとの熱いハグが見れたらと期待していたのだが、荒川選手の辞退を受けての突然の出場決定で、準備期間が短すぎたようで、本人もフリー演技のあとたいへん悔しがっていたようだが、ちょっと残念な出来どまりだった。世界中の人に、あの全日本の達成感にあふれ素晴らしかった恩田選手を見せられないというので、なんだかこっちまで悔しくなってしまった。、この大会に向けて着実に練習してきた人としてこなかった人の差が、はっきり演技にも出てしまったという感じか。あと恩田選手の姿を見ていて、4年前のオリンピックあとの長野の世界選手権をちょっと思い出したりした。今回は中野選手がフリーで最終滑走者だったけど、あの時は恩田選手が最終滑走で5位入賞していた。トリノ・オリンピックのときは、NHKの番組にスケートのコメンテーターで出演していたけど、ちょっと現役選手の本音みたいなものも織り込みつつ、率直なしゃべりが面白かった。                                                         長くなってしまったので、村主選手についてはまた次回に…                                                                                                               
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by carthaginois | 2006-04-01 22:08 | ワールド(S&Jr.)