フィギュアスケートを外野から楽しむ&応援するための会


by carthaginois

グランプリ・ファイナル2007


今回のグランプリ・ファイナル、各選手ミスの目立ったショート・プログラムから一転、バンクーバー・オリンピックは既にもう始まっている!これはオリンピック前哨戦だ!と言いたくなるような気合の入ったフリー演技の連続その連続で、熱狂興奮させられました。

特にキム選手と浅田選手は、2人だけ別天地の戦いといった感じ。

"今シーズンこそ世界フィギュアで優勝して世界女王になるんだ!!"という強い想いが、ヒシヒシ、いやいやそんな程度でなく、電気が体内にビリビリビリ~~~と走るような強度で伝わってくるような気がしました。
今シーズンはこの2人の選手、どっちもどっち甲乙つけがたい、すんばらしい演技ぷり!!お互いがお互いを強くしてきたライバル関係、ジュニア時代から続いてきたその交錯のドラマがますます白熱化してきて、これからこの2人は何処へゆくのだろう、どうなってしまうのだろう?とまったく見る方としては興味津々なのですが、高度な技と美の融合、時代とともに進化してきたフィギュアスケート史の最先端、断崖絶壁に、今、この2人の天才スケーターが前方を見据えて立っている、という感じを受けます。


ただただ、これは個人的なことですが、キム選手の卓抜な演技にも強い感銘を受けながらも、ぜひ今シーズンこそは浅田選手に世界女王になってもらいたい、そう願っている日本贔屓のいちスケート・ファンとしては、今回のファイナルでの浅田選手の2位という順位に、ちょっと変に思われるかもしれませんが、なんだかとても安心してしまいました。

というのは、ファイナルの優勝者と、そのシーズン一番大きな試合(オリンピックイヤーはオリンピック、それ以外の年は世界フィギュア)の優勝者は、特にファイナル優勝常連のスルツカヤ選手の成績に典型的に見られるように(04-05シーズンを除いて)、一致しないという印象を私は強く持っているので…

参考まで最近の優勝者リスト↓

99-00シーズン [ファイナル] スルツカヤ選手 → [世界フィギュア] クワン選手
00-01シーズン [ファイナル] スルツカヤ選手 → [世界フィギュア] クワン選手
01-02シーズン [ファイナル] スルツカヤ選手 → [オリンピック  ] Sヒューズ選手
02-03シーズン [ファイナル] コーエン選手   → [世界フィギュア] クワン選手
03-04シーズン [ファイナル] 村主選手    → [世界フィギュア] 荒川選手
04-05シーズン [ファイナル] スルツカヤ選手 → [世界フィギュア] スルツカヤ選手
05-06シーズン [ファイナル] (浅田選手)     → [オリンピック  ] 荒川選手
06-07シーズン [ファイナル] キム選手     → [世界フィギュア] 安藤選手
07-08シーズン [ファイナル] キム選手     → [世界フィギュア] Who?

評価や順位が比較的固定しているペアやダンスと違って、女子の場合には、個別の内容を無視して結果だけ取り出して見てみると、一人の選手に同じシーズン内にビッグタイトルが偏ることなく、女王になる実力のあるトップ選手の間でバランスよく与えられているといった印象があるのですが…?

04-05シーズンのように例外はありますが、そのようなタイトル独り占めみたいな次のシーズンは、前シーズンの幸運のしわ寄せがいってしまったような、まったくビッグタイトルが取れなかったスルツカヤ選手なのであります。

選手自体のエネルギーや運といったものの、試合間でのバランス配合や焦点といった面ももしかしたらあるかもしれないし(ちょっと抽象的ですが)、応援する方も、またジャッジも、いちおう人の子だし、極端な肩入れのない中立のジャッジなら、バランス感覚から、当然タイトルとって良いレヴェルの選手、頑張りを見せている選手がいまだ取れていない場合、取らせたいと、(無論ある程度良い演技がある前提のもとですが)、そういう贔屓目になる気持ちが作動して、点数も若干好意的な上乗せがほんのり期待できるではないかと、、、、、、、、、、、、、、

なので、ここ2シーズン、ファイナル以上のビッグ・タイトルにあと1歩のところで手が届かない、浅田選手は(+高橋大輔選手も)、今が王手!、最大のチャンスの時を迎えたのではと……??
無理やりこじつけかもしれませんが、ファイナル2位は、世界フィギュア優勝への好材料 か な と…??? 勝手にいい加減にど素人は思ったりもしましたが、、、そんなの関係ない!かもしれないですね、、、、、



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浅田選手は、今回もショートで大きなミスをしてしまいましたが、きっと1回試合で成功してしまって、積み重なってきた失敗の嫌なイメージを一度精神面で克服してしまえさえすれば、その後はすんなり順調に行くんじゃなかろうかと、別に根拠はないのですけど、そんな気がしないでもないですが…

面白いことに、先シーズンはショート・プログラム、ALLパーフェクトのペースで来ていたのが、ただ1回の失敗が、最後の世界フィギュアでの失敗だった。今シーズンはそれとまったく逆のパターンでここまできている。ただ、もしたとえ次の全日本でもダメだったとしても、一番大事な世界フィギュアでさえうまくいけば、万々歳ではないかと…
いずれにしても、全日本で、もしくは世界フィギュアで、完璧なショート見せられたら、泣けてしまうだろうな………きっと。。。

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高橋選手のフリー演技、ランビエール選手と微妙な点差で2位止まりだったけれど、抽選前の全ジャッジの採点結果では、1位だったとは…ジャッジ10人中、6-4(6人が高橋選手を1位採点、4人がランビエール選手)、しかし抽選で高橋選手1位採点のジャッジ3人が不採用、結果3-4でランビエール選手1位……いやはや…コンピューターに地元選手有利になるような細工がしてあるんじゃないかと疑いたくなってしまうような…(ちょっと03年のスケート・カナダのフリーでのコーエン選手1位のケースを思い出したりしました…)
しかし、わずかのとこで初のビッグタイトルを逃したこのアン・ラッキーも、世界フィギュアに向けての良い兆候??と思いたいですね。。。
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by carthaginois | 2007-12-19 23:00 | グランプリ・シリーズ