フィギュアスケートを外野から楽しむ&応援するための会


by carthaginois

カテゴリ:グランプリ・シリーズ( 20 )

大樹

12月14日まで東京六本木の2つの美術館(新国立美術館、サントリー美術館)でピカソ展が開催されていましたが、すごい人気ぶり、人人人の中、なかなか見るのがたいへんでした。



パブロ・ピカソは、その天才とパワー、情熱によって、生涯の各時期によって全くがらりと異なるスタイルの芸術作品を精力的に生み続けたようですが、そういうところ、浅田真央選手の演技にも少し通じるところがあるなぁと思いました。


伝説の始まり、真央選手12歳、全日本選手権デビューの衝撃
Mao Asada 2002 Japanese Nationals LP (Youtube)


これがわずか6年前。3連続3回転をはじめ高難度の技と、まだあどけない子供ぽさのギャップが、ドッッカーーーンとぶったまげのド迫力ですが、それから年々違った雰囲気のプログラムを完全ものにしてきて、特にシニアになってからの成長ぶり、ショパンはもはや自家薬籠中、そして今シーズン、ゴージャスな大人の雰囲気たっぷりの『仮面舞踏会』の舞を見せるまでに…
シーズンごとに、こちらの「これぐらいだろうなぁ」という限界予想を軽々と越え、驚かせてくる。

真央選手の場合、使用した音楽は、ただのバックグラウンド・ミュージックには絶対ならない。その音楽世界に生きるということ。ジャンプもスピンもステップも、振り付けも音楽も、すべてが自然に融合して、浅田真央という、オリジナルな一つの生きた芸術を創り出す。

NHK杯、そしてグランプリ・ファイナルでの『仮面舞踏会』は、凄味があった。
見ていて体内に電気が走った。


真央選手の演技を見ることが出来る幸せ。

○      ○      ○      ○       ○      ○      ○      ○


このハチャトゥリアンの組曲『仮面舞踏会』は、当初は劇のための音楽だったんだそうで、ミハイル・レールモントフという作家が書いた、その戯曲自体はロシアでもあまり有名ではないそうなんですが、(ネット百科事典ウィキペティアによると)

仮面舞踏会で腕輪を無くしてしまったニーナ。その腕輪が災いして、夫アルベーニンに不貞の疑いをかけられた彼女が、アイスクリーム毒殺されてしまう、
というストーリーなんだそうですね。

美味しいものには毒がある?これからの季節、食べ物にはみなさん気をつけましょう!
[PR]
by carthaginois | 2008-12-16 22:55 | グランプリ・シリーズ
グランプリ・シリーズ第4戦フランス大会で、今シーズン初登場の浅田真央選手。タチアナ・タラソワコーチと本格的コンビを組んでの最初の大会。そのフリー『仮面舞踏会』を見ていて、04-05シーズンの、やはりタチアナさんが手がけた荒川静香さんのフリー『ロミオ&ジュリエット』の時のことが思い出されました。

オリンピックのプレ・シーズン、タラソワ・コーチは、ほんまハードで重い負荷、試練を愛弟子に与えて、がちがちに鍛えあげるんやなぁ~、あの強面(こわおもて)で選手を崖っぷちに追い込むんやなぁ~と………
高度な技のわんさわんさのてんこ盛りのオンパレードで、見せるプログラムというより、まずトレーニング・プロとしての意味合いが強いといった印象でしょうか…
音楽もなんのてらいもない直球で来ましたね…そしてこのロシア風ゴテゴテのゴージャス感は、これまでの真央選手にない持ち味。
勝つためのプログラムというより、選手の基礎力を高め、表現の幅をグーンを押し広げるためのまさに構造改革、真央版ペレストロイカ。このプログラム『仮面舞踏会』が真央選手を覆っている魔法のカーテンだとすると、このカーテンをマジシャンのようにパッーと取り払うと、そこにはさらに大きくなった、さらに輝きを増した真央選手が現れるという仕掛け……やっぱりタラソワさんは、魔女社会の大御所、なんて言ったらお怒りにならしゃいますでしょうか…?


ちょっとネット百科事典(ウィキペティア)でT.T.先生のこと、お勉強してみました。
今年(2008年)、めでたくフィギュアの殿堂入りを果たされたそうですが、タチアナ先生、調べたところでは1988年から6大会連続で、オリンピックの金メダリストを連続して輩出しているのですね。さすが名伯楽!

88年 ナタリア・ベステミアノワ&アンドレイ・ブキン(アイス・ダンス)
92年 マリナ・クリモワ&セルゲイ・ポノマレンコ(アイス・ダンス)
94年 パーシャ・グリシュワ&エフゲニー・プラトフ(アイス・ダンス)
98年 パーシャ・グリシュワ&エフゲニー・プラトフ(アイス・ダンス)
98年 イリヤ・クーリック(男子シングル)
02年 アレクセイ・ヤグティン(男子シングル)
06年 荒川静香(女子シングル)※04~05年師事

こう見てみると、この人についてゆきさえすればきっと大丈夫という気がしますが…

浅田真央選手とコンビを組んでのシーズン初戦、2位という結果と内容をみて、真央ちゃんはどうしちゃったんだ、惨敗ムードの大騒ぎ、早くもタラソワ・コーチの手腕うんぬんと批判するようなメディアの記事もあるようですが、ちょっと時期尚早なような気がするのですが…
頼りになる専門家の方が指摘していらっしゃるとおり、オリンピックを見据えての長い調整期間の真っ只中、まったく心配なしということに、素人も同感同感……正しい方向に向かっているんじゃないかと、逆に安心したりしましています。

そうはいっても、応援している選手のがっかりした落ち込む姿を見るのはファンにとってもつらいこと。真央選手はみんなの希望の光。
次のNHK杯ではどれくらいの出来になるのか………パンドラの箱を開けるという感じで、結果を知るのがちょっとおっかなびっくりでもありますが…でもオリンピック・シーズンを迎え、きっと最後の最後には、真央選手の最高の笑顔が見ることが出来るのではないかと………楽観楽観………



もうすぐ12月。寒くなってきました。風邪にはみなさん気をつけましょう……
[PR]
by carthaginois | 2008-11-20 00:39 | グランプリ・シリーズ

フィギュアの言語

今年は黒澤明監督没後10年なんだそうで、NHKの衛星放送では彼の全30作品を1年ぐらいかけて放送しているけれども、少し前に追悼番組の一環として、映画解説でおなじみの淀川長治さんが黒澤明作品について語った、生前のインタビュー映像が放送されていて、その中で淀川さんが、黒澤さんの映画には世界の人々にも通じる″映画の言語”というものがあった、みたいなことをおっしゃられていた。
淀川さん黒澤明を語る(Youtube)

グランプリ・シリーズ開幕戦、スケート・アメリカで圧勝したユナ・キム選手の演技を見ていて、この淀川さんの言葉が思い出されました。
もし、゛フィギュアの言語”というものがあると想定するなら、キム選手は今、そのもっとも堪能な使い手の一人に違いないと…

キム選手が持っているのはフィギュアの豊潤な万国共通語。それは一瞬にして世界の扉をもパッーと開くことの出来る魔法のキー。
いろいろな選手がいて、いろ~んな言葉を発している、その多彩さがまたフィギュアスケートを見ることの魅力のひとつだと思うけど、
耳をすませば、氷上から選手たちが発する、一つとして同じではないさまざまな味わいある言葉が聴こえてくるような気がします。

グランプリ・シリーズ第2戦、スケート・カナダ2位という立派な成績で再び表彰台に昇った村主章枝選手が氷上で発する言語というものも、長年楽しませていただいているせいか、とても親しみあるものに感じられます。
丁寧にじっくり造られた職人技、手造り感覚のぬくもりある感触、漂うポエジー。その彼女オリジナルの言語を駆使してさまざまな変奏曲を奏でている、新しいものにもチャレンジするひたむきな姿勢というのがまた素晴らしいなぁと…。
スケート・カナダでのパントマイム、大道芸人の動きを取り入れての愉快なエキシビション、外国人観客を前にしてのアッパレ!ななりきり演技、コメディエンヌぶりにはホロリとさせられました。村主選手の演技を見ていると時々、彼女のスケートに賭ける情熱というものが、突然目に見えない大きな炎となって伝わってきてジーンと感動させられる。演技で人に何かを伝えることが出来る、そういう意味で、彼女は芸術家の域に達しているんだなぁと思います。今シーズンこれからの演技も楽しみです。


ロシア杯での演技から
Fumie Suguri 2008 Cup of Russia Ex.(Youtube)
[PR]
by carthaginois | 2008-11-05 06:07 | グランプリ・シリーズ

アメリカの野望

Hi! 今週末、いよいよグランプリ・シリーズが開幕されます。
第1弾スケート・アメリカ女子の部は、6大会中、今シーズン随一の賑やかな顔ぶれが集合。
早くも来年3月のロサンジェルス世界選手権の前哨戦といった趣で、バンクーバー・オリンピックまでのこれからの2シーズンの流れを予想する上でも、どういう結果になるか、一つ鍵になる興味深い対決となりました。

主な出場メンバーは、アジアから、ユナ・キム選手、安藤美姫選手、中野友加里選手。
地元アメリカからは、長洲未来選手、レイチェル・フラット選手、キミー・マイズナー選手。
シーズン初めのこの時期、有力6選手が激突、どのような演技、結果が出てくるのか非常に楽しみです。
スケート・アメリカ女子出場選手

ここのところ沈んでいたフィギュア大国アメリカ、その帝国の逆襲が今始まろうとしているのか?
今シーズンは、ジュニア上がりの新世代アメリカ選手たちの動きが一つ重要なポイントになりそうですが、彼女たちがどのような成長ぶり、仕上がり具合を見せ、どれくらいの成績を修めるか、目が離せません。
(全米チャンピオン)長洲選手、(ジュニアワールドチャンピオン)フラット選手にとっては、このスケート・アメリカがシニアグランプリ・デビュー戦。王国の秘蔵っ子、ピッカピカの王女さまたちが、東洋からやって来る、ひと癖もふた癖もある3人の魔女たちを相手に、どのくらい健闘するのか………

先シーズンの世界選手権で、アメリカ陣は成績ふるわず、(米にとっては異例なことに)出場選手枠を3枠から2枠に減らしてしまい臨む今シーズン。
オリンピックのプレシーズンでもある今期、世界選手権地元開催の強力な利を活かして、必ず五輪出場3枠を取り返し、メダルも獲りにいくと思うけど、その重要な使命を担うことになる今シーズンのワールド代表2枠に、アメリカのスケート連盟はいったい誰をプッシュしてくるのか?アメリカの場合、派遣選手選考は例年国内選手権の結果によるそうですが、バンクーバーも睨み、横1線に並んだ感のあるトップレベル選手間の熾烈な戦いが展開されそうアルね。See You!
[PR]
by carthaginois | 2008-10-24 07:16 | グランプリ・シリーズ

今回のグランプリ・ファイナル、各選手ミスの目立ったショート・プログラムから一転、バンクーバー・オリンピックは既にもう始まっている!これはオリンピック前哨戦だ!と言いたくなるような気合の入ったフリー演技の連続その連続で、熱狂興奮させられました。

特にキム選手と浅田選手は、2人だけ別天地の戦いといった感じ。

"今シーズンこそ世界フィギュアで優勝して世界女王になるんだ!!"という強い想いが、ヒシヒシ、いやいやそんな程度でなく、電気が体内にビリビリビリ~~~と走るような強度で伝わってくるような気がしました。
今シーズンはこの2人の選手、どっちもどっち甲乙つけがたい、すんばらしい演技ぷり!!お互いがお互いを強くしてきたライバル関係、ジュニア時代から続いてきたその交錯のドラマがますます白熱化してきて、これからこの2人は何処へゆくのだろう、どうなってしまうのだろう?とまったく見る方としては興味津々なのですが、高度な技と美の融合、時代とともに進化してきたフィギュアスケート史の最先端、断崖絶壁に、今、この2人の天才スケーターが前方を見据えて立っている、という感じを受けます。


ただただ、これは個人的なことですが、キム選手の卓抜な演技にも強い感銘を受けながらも、ぜひ今シーズンこそは浅田選手に世界女王になってもらいたい、そう願っている日本贔屓のいちスケート・ファンとしては、今回のファイナルでの浅田選手の2位という順位に、ちょっと変に思われるかもしれませんが、なんだかとても安心してしまいました。

というのは、ファイナルの優勝者と、そのシーズン一番大きな試合(オリンピックイヤーはオリンピック、それ以外の年は世界フィギュア)の優勝者は、特にファイナル優勝常連のスルツカヤ選手の成績に典型的に見られるように(04-05シーズンを除いて)、一致しないという印象を私は強く持っているので…

参考まで最近の優勝者リスト↓

99-00シーズン [ファイナル] スルツカヤ選手 → [世界フィギュア] クワン選手
00-01シーズン [ファイナル] スルツカヤ選手 → [世界フィギュア] クワン選手
01-02シーズン [ファイナル] スルツカヤ選手 → [オリンピック  ] Sヒューズ選手
02-03シーズン [ファイナル] コーエン選手   → [世界フィギュア] クワン選手
03-04シーズン [ファイナル] 村主選手    → [世界フィギュア] 荒川選手
04-05シーズン [ファイナル] スルツカヤ選手 → [世界フィギュア] スルツカヤ選手
05-06シーズン [ファイナル] (浅田選手)     → [オリンピック  ] 荒川選手
06-07シーズン [ファイナル] キム選手     → [世界フィギュア] 安藤選手
07-08シーズン [ファイナル] キム選手     → [世界フィギュア] Who?

評価や順位が比較的固定しているペアやダンスと違って、女子の場合には、個別の内容を無視して結果だけ取り出して見てみると、一人の選手に同じシーズン内にビッグタイトルが偏ることなく、女王になる実力のあるトップ選手の間でバランスよく与えられているといった印象があるのですが…?

04-05シーズンのように例外はありますが、そのようなタイトル独り占めみたいな次のシーズンは、前シーズンの幸運のしわ寄せがいってしまったような、まったくビッグタイトルが取れなかったスルツカヤ選手なのであります。

選手自体のエネルギーや運といったものの、試合間でのバランス配合や焦点といった面ももしかしたらあるかもしれないし(ちょっと抽象的ですが)、応援する方も、またジャッジも、いちおう人の子だし、極端な肩入れのない中立のジャッジなら、バランス感覚から、当然タイトルとって良いレヴェルの選手、頑張りを見せている選手がいまだ取れていない場合、取らせたいと、(無論ある程度良い演技がある前提のもとですが)、そういう贔屓目になる気持ちが作動して、点数も若干好意的な上乗せがほんのり期待できるではないかと、、、、、、、、、、、、、、

なので、ここ2シーズン、ファイナル以上のビッグ・タイトルにあと1歩のところで手が届かない、浅田選手は(+高橋大輔選手も)、今が王手!、最大のチャンスの時を迎えたのではと……??
無理やりこじつけかもしれませんが、ファイナル2位は、世界フィギュア優勝への好材料 か な と…??? 勝手にいい加減にど素人は思ったりもしましたが、、、そんなの関係ない!かもしれないですね、、、、、



☆       ☆        ☆        ☆        ☆        ☆       

浅田選手は、今回もショートで大きなミスをしてしまいましたが、きっと1回試合で成功してしまって、積み重なってきた失敗の嫌なイメージを一度精神面で克服してしまえさえすれば、その後はすんなり順調に行くんじゃなかろうかと、別に根拠はないのですけど、そんな気がしないでもないですが…

面白いことに、先シーズンはショート・プログラム、ALLパーフェクトのペースで来ていたのが、ただ1回の失敗が、最後の世界フィギュアでの失敗だった。今シーズンはそれとまったく逆のパターンでここまできている。ただ、もしたとえ次の全日本でもダメだったとしても、一番大事な世界フィギュアでさえうまくいけば、万々歳ではないかと…
いずれにしても、全日本で、もしくは世界フィギュアで、完璧なショート見せられたら、泣けてしまうだろうな………きっと。。。

☆       ☆        ☆        ☆        ☆        ☆    

高橋選手のフリー演技、ランビエール選手と微妙な点差で2位止まりだったけれど、抽選前の全ジャッジの採点結果では、1位だったとは…ジャッジ10人中、6-4(6人が高橋選手を1位採点、4人がランビエール選手)、しかし抽選で高橋選手1位採点のジャッジ3人が不採用、結果3-4でランビエール選手1位……いやはや…コンピューターに地元選手有利になるような細工がしてあるんじゃないかと疑いたくなってしまうような…(ちょっと03年のスケート・カナダのフリーでのコーエン選手1位のケースを思い出したりしました…)
しかし、わずかのとこで初のビッグタイトルを逃したこのアン・ラッキーも、世界フィギュアに向けての良い兆候??と思いたいですね。。。
[PR]
by carthaginois | 2007-12-19 23:00 | グランプリ・シリーズ
グランプリ・シリーズも大詰め、シーズン中盤の山場も山場、いよいよグランプリ・ファイナルが今週末、かのあのトリノ!!で開催されますが、出場する面々は以下のとおり↓

出場
ヨナ・キム(韓国)        2年連続2回目(前回優勝)
真央浅田(日本)         3年連続3回目(前々回優勝、前回2位)
キミー・マイズナー(米国)       初出場
カロリーナ・コストナー(イタリア)  初出場
友加里中野(日本)   2年ぶり2回目(1回目3位)
キャロライン・ジャン(米国)    初出場

残念ながら安藤美姫選手(全日本での奮起に期待!)が選から漏れてしまい、現在シニア真の実力者ベスト6による世界フィギュア前哨戦という形は実現なりませんでしたが、最大の注目はなんといっても、今シーズン初のキム選手と浅田選手の顔合わせ。両者とも2戦2勝の負けなしで駒を進めてきて、まさに
大激突!!
といった様相。
昨年のグランプリ・ファイナルでは、1位がキム選手、2位が浅田選手でしたが……

今シーズン、2大会で獲得した点数的には、他のメンバーから断然頭ひょぉいと飛び出した形の2人ですが、キム選手が浅田選手をさらに数歩リードしている格好。特に、ロシア大会では、フリー演技ほぼノーミスで(新システム導入後の)歴代最高点133.70点をたたきだした。恐るべしキム選手~~~

ただこれまでのところ、まだまだ浅田選手、キム選手よりもぜんぜんエンジン全開といった感じを受けなかったので、この世界フィギュアまでの中間地点であるグランプリ・ファイナルでの順位も、浅田選手が、ハードルの高いプログラムの完成度をどこまで上げてきているかまとめてきているか、トリプル・アクセルともども彼女の出来次第なのかなぁ…といった感じがしていますが……どうなるでしょうか………?????

それと中野選手が今シーズン今までのところ絶好調なので、彼女にとって2枚目の、ファイナルでのメダルGetなるかいなか(それと高橋大輔選手の初優勝なるかいなか)といったところも楽しみです。

☆       ☆       ☆       ☆       ☆       ☆       ☆

トリノ (To-Ri-No)
というと、日本勢にとって、オリンピックやユニバーシアードなどですんばらしい成果を残してきた、祝福された“聖地”といったイメージが(逆に十葉ひとからげにロシアでの大会というと、惨敗だった2005年世界フィギュア、大崩れの昨年のファイナル等々、日本勢にとって最果ての地災厄の地といったイメージが…)あるので、トリノでは、なにがなんだか知らないけれどなにかよいこと起こりソナ、そんな気がするのですが……………………??
[PR]
by carthaginois | 2007-12-10 00:33 | グランプリ・シリーズ

エリック杯2007

浅田真央選手、2度目のフランス大会優勝、グランプリ・シリーズ通算5勝目、おめでとうございます!!!!!

この心地よさはなんなんだろう、、、と思わせる
フリー演技の「幻想即興曲」。
まるで浅田選手自体が一つの楽器になったような…そのような印象を持ちました。

ピアノと弦楽器が奏でる音たちに寄り添い、透明な氷上のキャンバスに、音符を一つ一つ、細密画のように細かく紡ぎだしていく,、音楽との一体感。
自然の精霊たちが宿った、木々が秘かに交わすささやき声の合奏を、通りすがりに図らずも聞いてしまい、ふと足を止め、その妙なるハーモニーに耳をじっと傾けてしまったというような…
このうえなく貴重な何かを目撃したというような…そのような感じ…

彼女の手足の動きに宿る、その優しさが、胸の中にじわーっと沁み込んできて、なんだかふわっふわっふわ~っととても暖かい気持ちにさせられました。

☆      ☆      ☆       ☆      ☆       ☆       ☆
 

グランプリ・シリーズも4戦目が終了で折り返し、ぼちぼちファイナル出場メンバーの目星もついてきましたが、今年のグランプリ・ファイナルは、トリノ開催ということですが、女子の部は、現在アマチュア活動中のベスト・メンバーが一堂に顔を揃えそうな、世界フィギュアの前哨戦としても、見応えのある大会となりそうですね。
[PR]
by carthaginois | 2007-11-19 22:57 | グランプリ・シリーズ

スケートカナダ2007

浅田真央選手、グランプリ・シリーズ通算4勝目、おめでとうございます!!

今回のスケートカナダ、シーズン始まったばかりという難しい時期にもかかわらず、フリープログラムでまとまった良い演技をたくさん見ることが出来、近年のグランプリ・シリーズの中で、見終わった後の満足度の高い、面白い大会だったように思いました。

大会前は、浅田真央選手、中野選手、ロシェット選手の表彰台は堅いと思われましたが、この3人がショートプログラムでいずれもジャンプ失敗、3位4位5位と出遅れ、代わりにフィンランドのシニアデビュー、ラウラ・レピスト選手が、3回転ー3回転のコンビネーションほかクリーンな演技でトップ、エミリー・ヒューズ選手2位という番狂わせな滑り出し。しかし点数差は1位~5位まで4点にも満たない僅差。
3位に浅田選手が存在するということは、1位2位の選手にとっては20点ぐらい点差があってほしいぐらい、、、フリー前は眠れない夜を過ごすのでは?、、、、というような解説荒川さんのコメントでしたが、トップで迎えたフリー最終滑走のレピスト選手、まさしくそんな感じのプレッシャーで押し潰されてしまったような演技で、フリーだけなら9位、総合7位と沈んでしまい、結局、番狂わせのない1位浅田選手、2位中野選手、3位ロシェット選手という結果。

浅田真央選手は、着実に、バンクーバー・オリンピックへ向けて、シンデレラの階段を1歩1歩昇っているなという印象を受けます。
初披露の「幻想即興曲」。これまた期待を超える美しいプログラム。浅田選手の持っている優美さをひきだすショパンの音楽&ローリー・ニコルの振付との相性が抜群ですね。これからショートともども世界選手権に向けてどう仕上げていくのか、持ち味の異なる2つの美しいプログラム(タチアナ・タラソワvsローリ・ニコルの振付競作)を通して磨かれるダイヤモンドの原石、これからのシーズン見られるであろう演技が楽しみです。。


☆      ☆       ☆       ☆      ☆       ☆       ☆

浅田選手は、シーズン挟んでこの2戦ばかり、ショートで失敗フリーで挽回というパターンが続いてしまいましたが、これも失敗から学ぶという経験の大事なステップなのか…ただ苦手意識をもってしまい、同じパターンの失敗癖がついてしまうと、なかなかそこから抜け出すのは精神的に大変なのかもしれないと、ロシェット選手の戦いぶりを見ていて思いました。
ロシェット選手、傍から見ていて毎回毎回どうしてこうなんだろうと思うぐらい、ショートでジャンプ失敗で大きく出遅れ、フリーでゴボウ抜きというパターンが多い。

[ロシェット選手の例]
2006トリノ・オリンピック   ショート位  フリー位 → 総合
2006スケート・カナダ    ショート位  フリー位 → 総合
2007東京ワールド      ショート16位 フリー位 → 総合10

男子ではライザチェック選手が同パターンが目立つ典型のような…
[ライザチェック選手の例]
2006トリノ・オリンピック   ショート10位 フリー位 → 総合
2006カルガリー・ワールド   ショート位 フリー位 → 総合
2007四大陸選手権    ショート位 フリー位 → 総合

そんなロシェット選手の演技、新人さんいらっしゃ~いのジュニア上がりの多いメンバーの中にあって、さすがの貫禄がありましたね。最後の2つのシャンプ・シークエンスでの失敗が惜しかったですが、今回もやっぱり゛フリー演技でかっ飛ばす怒涛の牛蒡抜きスケーター”ジョアニー・ロシェット!!(スミマセン、ネーミング好きの某民放放送局の真似してしまいました、、、)の面目躍如といった感じで、迫力ありました。

立派だったのは中野選手。

地元カナダの花形ロシェット選手の登場で盛り上がった観客の前、自国の選手が少しでも上の順位にいくのを願うのは万国共通ファンの心理だと思うので、その直後、冷ややかな視線が多く向けられたであろう、とても緊張を強いられる空気の中、動ぜずによく滑りきった、トリプル・アクセルも決めた、ということで今シーズンの中野選手は気迫あるなぁぁぁ……と印象付けた、パーソナルベスト更新の「スペイン奇想曲」によるフリー演技でした。 
ショートもフリーも僅差で中野選手が地元有利なロシェット選手の上につけたということは大きな自信になったのでは。この2人、ロシア大会でも一緒の出場なので、キム選手や村主選手も加えて次はどうなるでしょうか?

彼女は今大学4年生ということですが、大学卒業の年には、それまでのスケート人生の集大成的な演技を見せるという、日本スケート界の伝統というか土壌があるようなので、今期の中野選手(大学院に進み学生卒業でない中野選手にはこれは当て嵌まらないのかな?2年後?)は、なんだか一波乱起こしてくれそうな、今シーズン台風の目になるかもしれない雰囲気をビシバシ醸し出しているような…
[PR]
by carthaginois | 2007-11-05 00:57 | グランプリ・シリーズ
キミー・マイズナー選手が地元アメリカでグランプリ・シリーズ初優勝。安藤美姫選手は2位、シニアのグランプリ・シリーズデビューのキャロライン・ジャン選手が3位という結果になったスケート・アメリカ。

安藤選手は2連覇はほんの僅差で逃してしまいましたが、怪我の影響で得意のジャンプも本調子ではない、本人も調整不足と認める状態の中、ショートは2位、フリーは1位で総合、マイズナー選手(こちらもまだまだ本調子ではなかったようでしたが)と1.34点差で2位と決して悪くない結果だったように思えます。何よりも演技の後とか、キスクラでの表情がとても明るく和やか、ミスもご愛嬌といった感じで笑顔が見られ、なんだか余裕やゆとりが感じられるところが良かったように思います。

放送されたインタビューで、世界選手権優勝後モチベーションが上がらなくて、辞めようと思ったことがあるというようなことを言っていたけど、浅田真央選手やキム・ユナ選手に対して感じている脅威みたいなことを、冷静に公けの場で語ることができる安藤選手って、現チャンピオンというトップの位置で、競い合っている選手たちの優位を率直に認めて口に出すということってなかなか出来ることではないと思うので、そんなところに逆に彼女の強さを感じました。

ちょっと後ろ向きな発言(まあその状態はもう過去のことなのかもしれないのですが)とは裏腹に、このシーズンのために用意してきたプログラムには、先シーズンよりさらにレベル・アップで゛挑戦”の姿勢を見ることが出来たので、もうこれから疾走する態勢に入ったということなのでしょうか?ショート、フリーともども非常に面白いプログラム。

今回は調整不足ということで、彼女のトレードマークの3ルッツ3ループのコンビネーション・ジャンプも封印で、演技要素的にもベストに程遠い内容でしたが、シーズン初めのこの時期、バリバリで調子よかったりしたら、この先シーズン中、大丈夫なんだろかという気もするので、このくらいの次に期待をつなげられるくらいの出来が、今の時期丁度良い具合ではないだろかと…………思えたりもしますが………

まぁ安藤選手には5週間後にNHK杯という絶好の機会があることだし、もっと良い演技、グランプリ・シリーズ2勝目のチャンスはその時までお預けということで、マイズナー選手、グランプリ・シリーズ初優勝おめでとう!と日本勢びいきでも全く屈託なく言えるような気がする今回のグランプリ・シリーズ幕開けの一戦でした。


☆       ☆       ☆        ☆       ☆       ☆        ☆


スケートアメリカの放送を見ていて、ちょっとショックだったのは、会場での空席が目立ったこと。半分も埋まっていない。グランプリ・シリーズの中で今回の出場メンバーは、全種目にわたってかなり充実したメンバーが顔を揃えているように思えるのですが、アメリカでのフィギュアスケート人気の落ち込み度に少し唖然とさせられました。ミシェル・クワン選手も去って、やはりフィギュア王国を支える絶対的なアメリカ人王者の不在が原因なのだろうか?

しかし14歳のキャロライン・ジャン選手の演技、そして観客の熱狂度を見て、王国を引き継ぐべきこの人がこれからアメリカでのフィギュア人気の起爆剤になるかもしれないと…この人、なんだか全身、小さな炎という感じで、顔つきにも負けん気みたいなものがあらわれていて、14歳ながら只者ならぬ雰囲気を周囲に放っている。

ジャン選手のフリーの演技、一見したところ素人目には、上位3人の中で一番クリーンにまとめ、優勝してもおかしくないように見えたのですが、点数は100点を超えない意外と低い点数、でもジャッジの採点表を確認して納得。5つのトリプル・ジャンプが回転不足で2回転の点数しか取れていなく、プラス、2つのトリプル・ルッツがwrongエッジの減点を受けていたんですね。
そういえば安藤選手のフリー演技の冒頭のコンビネーションも2回転ー2回転の判定で3点弱の点数しか取れていないし、浅田舞選手もジャンプでたくさんの減点を受けている。
今シーズンからジャンプ判定がとても細かくきっちりみっちりになったようで、きっとこれからも見た感じの演技の出来・印象と、実際にコンピューターではじきだされる点数のはっきりした乖離現象というのが、これから多く見られるのでは………と予想。。。
[PR]
by carthaginois | 2007-10-30 00:51 | グランプリ・シリーズ
来シーズン、10月から6カ国で開催されるグランプリ・シリーズの出場予定選手が発表されました。
各大会、主な出場予定選手は以下のとおり。

スケート・アメリカ(10/26-29)
Kimmie MEISSNER,Emily HUGHES,Katy TAYLOR,Mira LEUNG
Viktoria VOLCHKOVA,Sarah MEIER,Kiira KORPI
浅田真央、安藤美姫、浅田舞

スケート・カナダ(11/2-5)
Joannie ROCHETTE,Alissa CZISNY,Katy TAYLOR,Mira LEUNG
Susanna POYKIO
Yu-Na KIM,村主章枝、恩田美栄

中国杯(11/9-12)
Emily HUGHES,Beatrisa LIANG
Elena SOKOLOVA,Julia SEBESTYEN,Elene GEDEVANISHVILI
Yan LIU,中野友加里、澤田亜紀

(仏)エリック杯(11/16-19)
Kimmie MEISSNER,Joannie ROCHETTE,Christine ZUKOWSKI
Carolina KOSTNER,Susanna POYKIO
Yu-Na KIM,安藤美姫

ロシア杯(11/23-26)
Alissa CZISNY
Elena SOKOLOVA,Viktoria VOLCHKOVA,Sarah MEIER,Julia SEBESTYEN
Yan LIU,恩田美栄、澤田亜紀

NHK杯(11/30-12/3)
Beatrisa LIANG,Christine ZUKOWSKI
Carolina KOSTNER,Elene GEDEVANISHVILI
浅田真央、村主章枝、中野友加里

エントリー詳細はこちら


エントリー・メンバー中、目を引くのが、昨シーズン世界ジュニア女王でシニア初参戦となる韓国のユナ・キム選手。スケート・カナダとエリック杯にエントリーしてきた。
日本勢では注目の浅田真央選手が、今シーズンはスケート・アメリカとNHK杯にエントリー。スケート・アメリカで、世界フィギュア優勝のマイズナー選手と直接対決することになった。地元大会で圧倒的強さを誇る、アメリカ勢の壁をつき破ることができるか?
ジュニア卒業で、澤田亜紀選手と浅田舞選手がグランプリ・シリーズ初参戦。個人的には太田由希奈選手が今シーズンも出場しないのがとても残念だ。
[PR]
by carthaginois | 2006-06-27 21:53 | グランプリ・シリーズ