フィギュアスケートを外野から楽しむ&応援するための会


by carthaginois

カテゴリ:ワールド(S&Jr.)( 10 )

祝 真央選手 優勝!
勝利の女神という方が、もし仮にいらっしゃるとしたら、ちょっと悪戯好きな方なんじゃないのかな?という気がしました。チャンピオンにふさわしいかどうかお試しになり、ちょっとした試練を課される、、、

98年フリーでのラスト寸前、ブッテルスカヤ選手唐突にド派手に転倒→翌年99年優勝
03年ショートでのラスト寸前、荒川静香選手唐突にド派手に転倒→翌年04年優勝
世界選手権での、思わぬところでの、ハッとさせられる心臓に悪い、すってんころりん転倒ハプニングは、今まで近い未来の金メダルを予告する吉兆となってきた例があるのですけど、今回も、ちょっと転倒の種類は違うのかもしれないけど、それらのハプニングと共通で、ちょっとした不運、だけど災い転じて福となす、そんな出来事のような気がしました。

でもちょっとした不運を幸運に転じることが出来たのは、真央選手の頑張り、強い思い、何が起こっても動じないぐらい確固たる普段の努力があったからこそ。
その頑張りに拍手喝采!!

トリプル・アクセルが完全に抜けてしまい、きっと真央選手は演技自体には満足していないことと想像するけど、最初の失敗からの立ち直りぶりが見事だったし、最後のストレート・ライン・ステップではグっとこみ上げてくるものがあった。そしてこの濃密な4分の間に、彼女が目指していた完璧な演技がもたらすのとはまた別種の感動が、偶然にも立ち昇ってきたのではないかと思います。何よりその頑張りが、真央選手の演技を見た多くの人たち、子供から若者さらに年配者まで男女の隔てなく国籍に関係なく、世界中の多くの、何かに挑戦している人たちに対する強力な応援歌、応援エールになったと思います。真央選手からバトンタッチを受けたような………。だから真央選手には、おめでとうというお祝いの言葉と共に、真実のかけがえのない贈り物をありがとうとお礼も言いたい気分です。

また、この大会を経験してひと回りより強くなった真央選手がいることと思います。
いろいろな苦労も経験も、彼女が、さらに進化を遂げ、その前代未聞の内容の圧巻演技で、世界中を驚かせ大熱狂の嵐を生み出す特別な日ーそれが2年後のオリンピックでのことか6年後のことか分かりませんが、その特別な日を全て準備するものであると、そのような日が訪れることを楽しみにしています。

まあなにはともあれ今回、真央選手念願の世界選手権での初優勝が実現できて、ほんとによかったです!!!
ISUホームページの女子競技最終順位
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by carthaginois | 2008-03-21 10:30 | ワールド(S&Jr.)
スウェーデンで開催されている世界選手権の2日目、女子のショート・プログラムが行われましたが、浅田真央選手がジャンプのミスなく僅差で2位と、念願の初優勝に向けて好発進!中野友加里選手も流麗な演技で3位と好位置につけ、チーム・ジャパンにとっては、フリー・プログラムが楽しみな展開となりました。

ISUホームページの女子ショートプログラム結果

日本でのゴールデン・タイムのテレビ放送まで待ちきれず、youtubeで、早々とユーロスポーツ英語放送のビデオが、主要選手については公開されていたので見ましたが、浅田選手のショート・プログラム、素晴らしくて、続けざまに何度も繰り返し見てしまいました。

スピンやスパイラルで高いレベルが取れなくて、点数的にもったいない取りこぼしがあったようですが、細かい審査ルール(素人にはよく分からないところなのですが…)、点数のことなど、どうでもよいことと思わせてしまうような、そんな強烈な光を、この日の浅田選手は放っていて、心激しく揺さぶられました。

情感あふれる音楽との一体感、未来へと果てしなく続く空間との一体感、そして彼女が希望の鳥となって飛翔する瞬間の開放感…
そこには、"浅田真央"という一人の人間の、圧倒的なまでのマジカルな、青春の輝き、生命の美しい輝きがあった。
この晴れやかな舞台で、そのような巨人、巨大な真央選手を見れたのが嬉しい。
出来れば明日も…

彼女の切なる願いが叶いますように…

☆      ☆       ☆       ☆       ☆       ☆      ☆

フリー演技は日本時間の明日早朝行われるもようで、浅田選手がラストから2番目、中野選手がラストという滑走順。8位と順位の面では出遅れた感のある安藤選手も、点数は3位の中野選手と2点も離れていないので、まだまだ挽回十分可能な点差。
彼女たちの最高の演技、そして最高の笑顔が、最後の最後に見たいですね!

皆さん、彼女たちが100パーセント以上の演技が出来るよう、応援しましょう!!!
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by carthaginois | 2008-03-20 14:14 | ワールド(S&Jr.)

いよいよ世界選手権!

いよいよ今シーズン最大の晴れ舞台、世界選手権2008がはじまります。
場所はスウェーデンのイエーテボリというところ。
女子競技は今年は男子よりも先に行われるようで、
ショート・プログラムが、現地時間3月19日(水)9時15分~17時50分
フリー・プログラムが、現地時間3月20日(木)18時30分~22時20分

というスケジュール。
スウェーデンと日本の時差は、8時間スウェーデンが遅れているということなので、女子最終結果は、ドキドキ、21日(金)の午前6時過ぎには出ているということになりそうです。
                                    大会ホームページ記載の全競技日程

ちなみにフジテレビ系列での放送予定は
女子ショート・プログラムが20日(木)19時~20時54分
女子フリー・プログラムが21日(金)19時~21時9分
だそうです。


たくさんの良い演技に美しい演技、そして、めでたしめでたしということで、笑顔、うれし涙なども見ることが出来たらよいナと、いちスケートファンとしては、わくわく、楽しみです。
今年はどのような感動や驚きとの出会いがあるのか………皆さん、各選手の健闘を、愉しみましょう応援しましょう!!!!!!!
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by carthaginois | 2008-03-16 11:16 | ワールド(S&Jr.)

みんな頑張れ!!!

ご訪問いただきありがとうございます。
素晴らしいシーズンの真っ最中でありますが、個人的事情により
当ブログ、しばらくの間お休みしております。

いよいよ今シーズンも残すは世界選手権のみとなりました。
浅田真央選手がベストの滑りを見せ、世界ナンバーワンの称号を手に入れるか、
センセーショナルな復活劇を見せた安藤選手がどこまで追い上げるか、
美しさを増した中野選手は昨年5位から順位を上げることができるか…
男子では、今シーズン王者の風格さえ漂わせた高橋選手、
お茶目な魅力の織田選手、どちらがメダル獲得なるか…

各選手の健闘を期待します!

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by carthaginois | 2007-02-21 20:59 | ワールド(S&Jr.)
オリンピックと違って、世界選手権には予選があって、予選+ショート+フリーと3本立て。上位に入るのには、3本揃えなければならないので、選手はたいへんそうだ。全体の1/7という小さい点数配分ながら、意外と、新採点システムのもと、予選の成績が足をひっぱるというパターンがここ2シーズン続いている。今回の世界選手権でも、エレーナ・ソコロワ選手が、ショートとフリー、両方とも非常に良い演技を見せ、それぞれ単発では3位となりながらも、予選の11位という出遅れが響いて、総合では4位と、表彰台には1歩届かなかった。昨年のミシェル・クワン選手もショート、フリーは3位ながら、予選7位だかで、僅差で4位どまりだった。             

                                                                                                                     村主章枝選手も、2年前のシーズンは、NHK杯優勝、グランプリ・ファイナル優勝と、シーズン中盤好調で、世界フィギュアのメダルが期待されたが、予選で大きく出遅れて、ショート、フリーともに悪くない出来だったものの、最終成績は7位。先シーズンもやはり、直前の四大陸選手権で完璧の出来の演技を見せ、期待をもたせたが、予選は4位と良い位置に付けていながら、ショートのコンビネーション・ジャンプが抜け、大きく順位を下げ、再びフリーは最終グループから外れ、フリーで大きく巻き返したものの、まことにもったいない5位どまりだった。                                                                    3本のうち1本に致命的なミスがあり、メダルに届かなかったこの直前の2シーズンに比べ、今年の世界選手権は、3つともどこにも大きな失敗がなく安定していたのが良かった。、予選、ショート、フリーとも2位という成績で総合も2位。3シーズンぶり世界選手権3回目の表彰台で、しかも今までで最高順位(92年、93年は3位)となった。世界選手権で3回メダルを取ったというのは、日本人では男女ともに初めてのこと(ちなみに2回取っているのは伊藤みどりさんと本田健史さん)。素晴らしい。今シーズンはシーズン初めの股関節の怪我でどうなることかと心配したが、ちゃんとカム・バックしてきた。本当に強い意志をもった人だなと思います。                                   

ただ今シーズン、もっとも感動させた演技は、全日本選手権の時のものだったと思う。あの時のフリーは、緊迫した雰囲気の中、ノーミス演技を見せ、なにか観客を圧倒するものが感じられた。ここのところ村主選手は、一番大きな大会(オリンピック、世界フィギュア)の直前の大会、すなわちその大会の代表を勝ち取った大会で、そのシーズン最高の演技を見せるというパターンが、この3シーズン続いている。そこがちょっと残念だ。                                                                                              個人的には、村主選手の今シーズンのプログラムでは、ショートのストレート・ライン・ステップのところが、彼女の真骨頂発揮という感じで、毎回見る度に強く惹きつけられた。あとエキシビションのプログラム「キダム」が、いろいろ仕掛けがあったりして、村主選手も世界フィギュアでは嬉々として演じていてとても楽しいかった。村主&ローリー・ニコル(振り付け)のコンビが、来シーズンは何を、どういう風に料理して見せてくれるのか、このコンビは、その独創性溢れる世界で、毎年期待を裏切らない。  
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by carthaginois | 2006-04-02 22:57 | ワールド(S&Jr.)
今回の選手権はオリンピックの直後ということで、見る方にとっては、2つの大会の演技の出来を比較できるという旨みがある。オリンピックより調子をぐっと上げた人(マイスナー選手、ソコロワ選手etc.)、調子を落とした人(コーエン選手、ロシェット選手etc.)と様々ですが、世界選手権の順位を16位ぐらいまで見てみると、ほとんどの選手がオリンピックと世界選手権の両大会とも出場している選手だが、日本の2選手(中野友加里選手と恩田美栄選手)だけが、オリンピックには出場していない選手だというのが目をひく。中野選手は、オリンピック5位のロシェット選手より上の5位入賞という成績。まさに現在の日本選手の層の分厚さを象徴している。 (+日本におけるオリンピック選手選考方法については、スポンサー問題とかは素人にはよく分からないのだけど、大きな課題を残したといえるのは確かでしょう…)      

                                                          中野選手は、今シーズン好調な成績を残してきたとはいえ、世界選手権初出場で、果たしてどの位置につけてくるか未知数のところもあり、来年の選手枠3枠を確保できるのだろうかという不安も少しあったけど、なんのその、しっかり演技をまとめあげ、初出場で5位。選手枠の件でいえば、13ポイント以下で3枠保持のところ、村主選手(2位=2ポイント)+中野選手(5位=5ポイント)、計7ポイントということで、立派に役目を果たした。                      特にショート・プログラムの「ムーラン・ルージュ」が良かった。ショートは最終グループの一番滑走だったけど、最終グループの緊迫感あふれる独特の雰囲気に飲み込まれず、逆にその雰囲気を自分の見方につけたかのようで、その堂に入った演技は今までよりワンランクアップしたような感じ、且つ、新鮮さもあり、見ていて、中野選手のこれまでの演技の中で一番ワクワクさせられた。フリーもあわせて全体的には、要素をかっちり決めていても、まだ少し単調だなと感じてしまう、つまり無感動の面が強い(彼女の演技を見ていると、いかにも日本人的だなぁと感じてしまうのだが偏見かな?)jのだけど、今、登り調子ということもあり、今シーズンの好成績をひっさげて、来シーズンは演技にどれだけ魅力をもたせることができるか、期待。                   
                                                       個人的に、恩田選手の演技は、また昨年末の全日本選手権のような気合の入った演技が見たい、キスクラでのシュイナール・コーチとの熱いハグが見れたらと期待していたのだが、荒川選手の辞退を受けての突然の出場決定で、準備期間が短すぎたようで、本人もフリー演技のあとたいへん悔しがっていたようだが、ちょっと残念な出来どまりだった。世界中の人に、あの全日本の達成感にあふれ素晴らしかった恩田選手を見せられないというので、なんだかこっちまで悔しくなってしまった。、この大会に向けて着実に練習してきた人としてこなかった人の差が、はっきり演技にも出てしまったという感じか。あと恩田選手の姿を見ていて、4年前のオリンピックあとの長野の世界選手権をちょっと思い出したりした。今回は中野選手がフリーで最終滑走者だったけど、あの時は恩田選手が最終滑走で5位入賞していた。トリノ・オリンピックのときは、NHKの番組にスケートのコメンテーターで出演していたけど、ちょっと現役選手の本音みたいなものも織り込みつつ、率直なしゃべりが面白かった。                                                         長くなってしまったので、村主選手についてはまた次回に…                                                                                                               
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by carthaginois | 2006-04-01 22:08 | ワールド(S&Jr.)
荒川静香選手、イリーナ・スルツカヤ選手、そしてミシェル・クワン選手と、強豪不在の今回は、始まる前まで、サーシャ・コーエン選手の優勝ほぼ間違いなしのように思われたが…                                                                 世界中のサーシャ・ファンのため息が聞こえてきそうな、今回の世界選手権だった。                                                                  

Result
1 Kimmie MEISSNER  USA 218.33 ……トリノオリンピック6位
2 Fumie SUGURI JPN 209.74 …………… 4位
3 Sasha COHEN USA 208.88 ……………  2位
4 Elena SOKOLOVA RUS 202.27  …………  14位  
5 Yukari NAKANO JPN 195.65 ……………  不参加 
6 Sarah MEIER SUI 195.11 ……………  8位                                                                       7 Joannie ROCHETTE CAN 189.41 ……………  5位                                                                       8 Emily HUGHES USA 184.75 …………… 7位
9 Susanna POYKIO FIN 180.06 …………… 13位
10 Kiira KORPI FIN 176.65  …………… 16位
11 Yoshie ONDA JPN 172.46   …………不参加
12 Carolina KOSTNER ITA 172.45  …………… 9位
13 Mira LEUNG CAN 168.80  ……………12位
14 Elene GEDEVANISHVILI GEO 164.92……………10位  
15 Idora HEGEL CRO 163.58   …………… 19位
16 Yan LIU CHN 159.05   ……………11位


予選で2度の転倒、まさかの総合5位でのスタートから、ショート・プログラムで、毎度ながら、他を圧倒するカリスマ性あふれる演技でトップに立ち、このまま逃げ切り、念願の初優勝ということになるかと思いきや、またもやコーエン選手はそのままトップを維持することができなかった。オリンピックよりも調子が悪かったようだ。最終グループ第1滑走のフリーでは、ほぼすべてのジャンプの着氷がふらつきっぱなしで、やるぞ、やるぞと思っていたら案の定、最後の最後でジャンプ転倒。この転倒のおかげで、村主選手は銀メダルを獲得できた(コーエン選手との差0.86)、と言ったら村主選手に失礼だろうか?


結局優勝は、コーエン選手に続いて登場したマイスナー選手が、オリンピックと世界フィギュア通じて唯一ともいうべきノーミス演技で、しかも3回転ー3回転のコンビネーションを2回決め、クライマックスにダブル・アクセルからの3連続ジャンプも決め、69.47点というあっと驚く高い技術点を獲得して、もぎ取った。文句なし。よくコンビネーションの2回目のジャンプについて、回転不足を指摘されるマイスナー選手だが、今回は3回転ー3回転の二つとも、しっかり認定され、それぞれ10点以上の配点。やはりジャンプが強いと強い。今回の金メダルについては意義なし。                                                        >ただ選手としては、まだ世界選手権の金メダリストになるのにはまだ少し早いかな、という印象はもつ。まだ演技自体、無味乾燥としているというか…コーエン選手がまだ1回も取っていなくて、初出場のマイスナー選手が、いきなりとっちゃうというのも…もちろん実力があるということが前提だが、やはり運と、それと精神的なプレッシャーが少ない選手の方が良い演技が出来るということが、今回も証明された形になった。                                ロシェット選手など、へたに予選で1位になってしまって優勝が手に届くところに見えてきてしまったばかりに、それがプレッシャーになって、また地元の熱烈な優勝を望む応援がそのプレーシャーを強力に後押しし、ショート、フリーと大崩れしてしまったのではないだろうか?カナダのファンにとっては、男子も女子も、結構良いメンバーで望んだ大会だけに、期待はずれの残念な結果に終わってしまった。                                          

マイスナー選手は、シーズンはじめのキャンベル国際大会でも3-3を2回決め、アメリカの観客スタンディング・オーベーションでの拍手喝采の良い演技を見せていた。グランプリ・シリーズでは影が薄かったが、シーズン最初と最後を良い演技で締めくくった。ただこの先、ちょっと早すぎたここでの金メダルが重荷になって結構苦労するのでは…というは日本人的な発想で、アメリカ娘には関係ないであろうか?来年は、浅田真央選手、そしてキム・ユナ選手がシニアに上がってくる。マイスナー選手も含めたジュニア世代のこの3人が、どういう演技、どういう活躍をみせ、競い合うか、早くも来シーズンが楽しみだ。                                                        
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by carthaginois | 2006-03-28 20:10 | ワールド(S&Jr.)
いよいよ今シーズンも最後段階。来週からはシニアの世界選手権が始まる。開催場所は、カナダのカルガリー。                                                  カルガリーというと、なんといっても98年のオリンピックでの、当時18歳だった伊藤みどりさんの演技を思い出しますね。この時の伊藤さんの演技も今回の荒川選手同様、まさに記憶に残る演技だった。フリー演技での、最初のトリプル・ルッツのあの高さといったら…テレビカメラが彼女のジャンプを真横から映していたのだけど、まるで山を描くような線を描いていて飛んでいた。その4年後のリメハンメルオリンピックで銀メダルを獲ったけど、私はどちらかというと、カルガリーオリンピックでの5位入賞(フリーだけなら3位)したときの、ジャンプジャンプの連続で圧倒した、溌剌とした元気溢れるこっちの演技の方が強く印象に残っています。                                           そのカルガリーでの今年の世界選手権であるが、オリンピック・メダリストの荒川選手と、スルツカヤ選手が出場しないため、トリノ銀メダルだったコーエン選手が、順当に、初優勝ということになりそうであるが…                                           過去のオリンピック・イヤーの世界選手権の成績を見てみると、オリンピックでの順位が大体、忠実に反映されている。                                             

                                                          94年                                                        オリンピック(アルベールビル)  世界選手権(幕張)                                      1位 バイウル → 不参加                                            2位 ケリガン → 不参加                                            3位 陳露  → 直前欠場                                             4位 ボナリー → 2位                                            5位 佐藤有香 → 1位                                            6位 シェフチェンコ → 3位              

                                                                                  98年                                                        オリンピック(長野)     世界選手権(ミネアポリス)                               1位 リピンスキー → 不参加                                        2位 クワン  → 1位                                             3位 陳露  → 不参加                                            4位 ブッテルスカヤ → 3位                                          5位 スルツカヤ → 2位  

                                                                                                   02年                                                        オリンピック(ソルトレークシティー) 世界選手権(長野)                              1位 ヒューズ →  不参加                                         2位 スルツカヤ →  1位                                         3位 クワン →  2位                                              4位 コーエン →  4位                                             5位 村主   → 3位                                                                                               

06年                                                        オリンピック(トリノ)   世界選手権(カルガリー)                               1位 荒川 →  不参加                                            2位 コーエン → 1位???                                                3位 スルツカヤ → 不参加                                         4位 村主 → 3位???                                                  5位 ロシェット → 2位???                                                        
                                                           直前のオリンピックの金メダリストの世界選手権参加は、92年のクリスティー・ヤマグチ以来無い(92年は逆に銀メダリストの伊藤が不参加だった)。不参加の選手を除いて、オリンピックでの順位がそのまま世界選手権の順位につながっているのだけど、面白いのは、ここ3回ばかりのデーターを見るに、いずれもオリンピックの5位選手が4位選手を、世界選手権では逆転している。                                                         02年は、オリンピック5位の村主選手が、地元日本での世界選手権では、ソルトレーク4位だったコーエン選手を抜かして銅メダルを獲得している。村主選手、世界選手権では自己最高の銀メダル以上を狙いたいところだが…                                                        5位ロシェット選手は、オリンピックではショートのミスで9位と出遅れたが、フリーで5位まで順位をあげてきた。世界選手権では、地元ということもあり、(上でみた最近の傾向がそのまま当て嵌まるかどうかは???だが)、村主選手にとって強敵になりそうだ。
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by carthaginois | 2006-03-16 02:55 | ワールド(S&Jr.)

世界ジュニアの結果

世界ジュニア2連覇がまったく当然のことのように期待された浅田真央選手だったけど、ショート・プログラム2位からの逆転にはならなかった。                                                                                        フリーは最初のトリプル・アクセルが抜け、後半の2回のコンビネーション・ジャンプもコンビネーションにならず、結局、ここ2シーズンで一番浅田選手らしくない演技で、点数も低い点数。世界ジュニア初優勝のユナ・キム選手とは、最終的に24点近く差がついてしまった。                                                                     武田奈々選手は、なんとショート16位から、怒涛のごぼう抜きで4位に浮上。表彰台へあと1歩及ばずショートの出遅れが悔やまれる。澤田選手は、一つ順位を上げ2シーズン前と同じ5位。スケート・カナダで優勝し、シニアのグランプリ・ファイナルで日本にも登場したアリッサ・シズニー選手は6位だった。                                                                                               
1 Yu-Na KIM KOR 177.54  
2 Mao ASADA JPN 153.35
3 Christine ZUKOWSKI USA 135.14
4 Nana TAKEDA JPN 129.09
5 Aki SAWADA JPN 126.15
6 Alissa CZISNY USA 124.18

                                                                                                                                                 優勝し、昨シーズンの浅田選手のように、今シーズン参加したジュニアの全大会を制覇した韓国のユナ・キム選手のフリーの演技は、3連続ジャンプで着氷が少し乱れたほかは、ほぼ完璧だった。まさにダイヤモンドの原石のような可能性にあふれた選手。現われたなという感じだ。すでに未来の大物といった雰囲気を漂わしている。浅田選手と同じ15歳だということだけど、キム選手の方が、まだ回数多く見ていないが、演技面ではだいぶ大人といった印象がある。単純化すれば、浅田選手が“陽” の面、そのはつらつとした演技で人目を惹きつけるに対し、キム選手の方は“陰”、といっても悪い意味ではなく、なにか人の情感の深いところにぐっと迫ってくるような美しい演技をする。対照的な2人だなと思う。                                                                                 よく知らないのだけど、かつてのタラ・リピンスキー選手とミシェル・クワン選手が、やはり彗星のようにフィギュア界に登場して、あっという間に頂点へと登りつめ、短期間、2人で激しい競い合いを繰広げたけど、丁度この2人のような感じだったのだろうか?なんて想像してみたりする。                                                             もしかすると、来年の東京で開催されるシニアの世界選手権ではこの2人が優勝を争っているなんてこともありうるのかな? なんてことも想像させる、これからの活躍、変貌が楽しみな2人だ。                       
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by carthaginois | 2006-03-11 04:01 | ワールド(S&Jr.)
普通の年なら、この世界ジュニアは、3月後半に行われる、年最大の大会であるシニアの世界選手権へ向って、これから徐々に興奮が高まってゆく、その過程に位置し、大会が始まるのが、いまかいまかと待ち遠しく思われるのだけど、オリンピック・イヤー、特に今回のような最高の結果、最高の感動を味わった後は、なんだか祭りの後の余興といった感じを受け、いつもよりその待ち遠しいという思いも、ちょっと相対的に見て薄口かなという感じがする。もちろん興味は変らないのだけど。                                                                                                                                                                                                                                                                                                         
今回の世界ジュニアの見所は、浅田真央選手vsユナ・キム選手。昨シーズンは、たしか2回(ジュニア・グランプリ・ファイナルと世界ジュニア)対戦していたと思うが、今シーズンは、浅田選手がジュニアの試合に出ていなかったため、この世界ジュニアで初対決となる。ユナ・キム選手は今シーズン、ジュニアの世界で負けなし。一方の浅田選手は、シニアの大会で、オリンピックのメダリスト3人を上回った成績を残している。これからの女子フィギュアスケート勢力図を占う上で、おそらく中心となってゆくであろう期待の2人。                                       
大会初日(6日月曜)の予選に続いて、2日目(7日火曜)にショート・プログラムが行われた。上位結果は以下のとおり。                                                                                                                                                                 
                                                           1 Yu-Na KIM KOR 60.86
2 Mao ASADA JPN 56.10
3 Christine ZUKOWSKI USA 51.37
4 Alissa CZISNY USA 50.36
5 Arina MARTINOVA RUS 49.96
6 Aki SAWADA JPN 47.85                                                                                                16 Nana TAKEDA JPN 38.94                                                                                                                                                    
                                                           シニアの世界選手権と違って、ジュニアでは予選で獲得した点数が、順位を決定する総合点には加算されないようなので、このショートの点数からスタートということで、浅田選手2位発進だ。コンビネーション・ジャンプの2回目のジャンプが1回転ループとなってしまったそうだが、1回目のジャンプがトリプル・アクセルだというのだから、驚きだ。かつて伊藤みどり選手が、91-92シーズンのショート・プログラムで、トリプル・アクセルのコンビネーションをやっていたが、それ以来か?この選手は毎回、なにか新しいことを盛り込んでくる。すごい。                                                                          しかし今回の浅田選手のショートは、ジャンプ以外の他の要素の出来があまりよくなかったようで、完璧だったという1位のキム選手と4.76の点差が開いた。予選の演技では、組が違ったとはいえ、約6点浅田選手の方が高かった。予選の演技が出来れば、浅田選手の逆転ということになるが、キム選手も、しっかりとシニア級の高得点を稼いでいる。真央選手油断大敵の、恐るべしキム選手だ!                                                                                                             
浅田選手に続いて予選B組2位だった武田奈々選手は、残念ながらショート16位と大きく出遅れた。全日本ジュニア優勝の澤田亜紀選手は6位だった。初の世界ジュニア表彰台には、少し厳しい状況か。
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by carthaginois | 2006-03-08 15:23 | ワールド(S&Jr.)