フィギュアスケートを外野から楽しむ&応援するための会


by carthaginois

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12月25日(日)午前9時、開場。                                       会場内に入っていった時、すでに女子フリー第3グループの35分間の公式練習が始まっていた。リンクでは第1滑走の平井絵己選手の音楽が流されている。第3グループは、前日のショート・プログラム7位~12位の選手6人で構成されているが、今回は、澤田亜紀選手、北村明子選手、武田奈也選手等、これから大きく羽ばたこうする期待のジュニアの選手たちが多く揃った。まずは席に座った。その日の席は、1階席、審査員側(南側)の一番右端の方。端っこなので、見え方が果たしてどうかなと少し気になっていたが、前から3列目で、しかも前日の観戦は、2階席からだったこともあり、思っていたよりも悪くなかった。席に着くとすぐに、目の前のフェンスぎりぎりのところを滑っていた浅田舞選手の姿が、まず目に飛び込んできて、その清楚な艶やかさにとりわけ目を惹かれた。舞選手は、これが彼女のお気に入りのコースなのか、他の誰よりも、リンクの一番外側のフェンス沿いをよく滑っていた。観客にとっては選手の姿がよく見えるので嬉しいことだ。                                          ☆                  ☆                   ☆               第3グループが終わると、最終グループ、日本最強メンバーが、一斉にリンクに飛び出した。どこかの新聞に、この公式練習の壮観さについての記事が載っていたが、ホントに贅沢な眺めで、目のやり場に(あまりに見るべきもの、見たいものがたくさんあるので)困った。目の前で恩田美栄選手が迫力ある高いシャンプを決めたと思ったら、向こうの方では、荒川静香選手が、鮮やかに3回転―3回転―3回転、すると今度は、浅田真央選手が軽々とトリプル・アクセルのコンビネーション、その直後に中野友加里選手もトリプル・アクセルを決める…といった具合で、あれよあれよといった短い合間に、リンクのあちらこちらで凄い大技のオン・パレードで、まばたきするのも惜しまれるほど。まだ観客席は全体的にガラガラで、拍手もパラパラという感じで多くなかったが、すでに本番でのあの異常なほどの盛り上がりの予兆が、十二分に感じられるもの凄い光景で、とてもこの時の興奮は言葉で言い尽くせない。                                                    一人一人のフリーの音楽が滑走順に流れ、各選手が、軽く流す感じで、音楽に合わせて滑ったり、ステップしているのを見ながら、本番での完成演技に想いをはせ、リンク上の演技の位置を確認したりと、ファン冥利に尽きる楽しい時間を過ごした。出来ればこの時間がもっと続いてくれれば、なんて思ったりしたが、ホント早めに出て来てよかった!濃密な35分間であった。                                                                      
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by carthaginois | 2005-12-31 17:13 | その他競技会
12月25日(日)午前8時。                                           代々木競技場(原宿口)へ行くと、入り口脇のチケット売り場には、当日券を求める人の列がすでに出来ていた。この時間にやって来て、列の最後列に並ぼうとした年配の女性は、男性係員にすげなく断わられると、「折角やって来たのに…」と不満をもらしている。列はそれほど長くはない。まだ開場1時間前。発売は8時30分からとのこと。どうも当日券はあまり枚数出ないようだ。前売りを買っといてよかった!                                        ☆                     ☆                      ☆                                                         競技場内部の奥の方からは、チャイコフスキーのドラマチックな旋律が流れてきている。出場選手が公式練習をしているのだ。もしかすると開場時間が早まることもあるかもしれない、9時だと第3グループの公式練習が始まって5分ぐらい経過している時間なので、出来れば第3グループの最初から見たいと思って、近くにいた係員に尋ねてみると、開場は予定通り9時とのこと。しょうがないのでしばらく競技場の周辺をぶらぶらすることにした。                                                                           ☆                    ☆                     ☆                                                    原宿駅方面からつなぐ歩道橋の上も、昨晩、男子の(1回目の)表彰式が終わり、皆、高揚感を胸に家路へ急ぐ時間には、ぎっしり人で埋め尽くされ、なかなか前へ進めない状態だったが、今はまだまばら。どう見てもフィギュアスケートに興味なさそうな、ダフ屋の各種お兄さんたちも、まだあまり出現していないようだ。この2日間、フィギュアスケートの全日本選手権と並行して、第2体育館では、学生チアリーディング選手権が行われているようで、お揃いのユニフォームに身を包んだ選手の黄色い集団があちらこちらに見られる。                          ☆                    ☆                     ☆                                                          ちょうど原宿口の裏側にあたる関係者出入り口では、テレビカメラが待機。昨日の昼の競技開始前には、ここで、フリーの公式練習を控えた黒のトレーナーを着込んだ小柄な織田選手が、地上でのジャンプの練習を何度も繰り返していた。そしてその合間に、安藤選手らしい選手が織田選手と楽しそうに談笑してたり、浅田姉妹がタクシーで乗り付けたりするのが垣間見ることが出来た。今日も誰か見れるかもしれないというミーハー精神で、まだ開場まで時間があったので、近くのベンチに座ってボーッとしていたら、すぐ横の垣根越しに、飛び出した白いダウン・コートの女性が、芳香を微かに放つ風のように、すーっと通り過ぎた。ほんの一瞬のことだったので、気が付くとその女性の姿は遠くに行ってしまっていたが、「この尋常でないオーラ、もしや、この人は!」…。突然だったので顔もよく見ることが出来なくて残念がったが、後でテレビ放送のレポートを見てみると、どうもこの時、風のように通り過ぎた人は、荒川選手だったようだ。               
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by carthaginois | 2005-12-30 16:53 | その他競技会

壮絶!全日本選手権

日本フィギュア・スケート史上、最も壮絶な戦い、全日本選手権が終わった。熱い炎の2日間だった。トップ6選手については、ショート、そしてフリー通して、次から次へとベスト演技が続発される、想像を絶するハイ・レベルな戦いとなった。各選手、皆、それぞれに素晴らしかった。

女子シングル - - 最終結果

1. 村 主 章 枝 194.16 (SP2位・FS1位)
2. 浅 田 真 央 188.10 (SP3位・FS3位)
3. 荒 川 静 香 187.36 (SP1位・FS4位)
4. 恩 田 美 栄 186.06 (SP4位・FS2位)
5. 中 野 友加里 175.66 (SP5位・FS5位)
6. 安 藤 美 姫 173.36 (SP6位・FS6位)
7. 澤 田 亜 紀 155.98 (SP9位・FS7位)
8. 浅 田 舞 150.66 (SP7位・FS9位)
9. 武 田 奈 也 149.76 (SP10位・FS8位)
10. 北 村 明 子 147.02 (SP8位・FS10位)

皆、素晴らしい演技を見せた中にあって、特にベテラン勢の健闘が光った、全日本だった。

そんなハイ・レベルな大会の中、ここ1番の大舞台での勝負強さを遺憾なく発揮し、村主選手が入魂の演技で、大ヒロインの座をもぎとった。今シーズン、思わぬ怪我に苦しんだ、彼女のスケートに懸ける想い、オリンピック出場に懸ける執念みたいなものが、直接伝わってくる、観客スタンディング・オーベーション、涙、涙の、感動の演技で、納得の優勝だ。表現面では、先シーズンの野心的なプログラムを経て、もはや円熟の域。光と影の演技にオリンピックも期待!

サプライズは、恩田選手。迫力ある高いジャンプとともに、SP&FSとも目を見張らせられるノーミス演技で、フリーは、新プログラムで浅田選手の上をいく2位に喰い込む大健闘。良かった。その頑張り、闘志に、涙腺が緩まされた。これだけの演技を見せながら、オリンピック、ワールドと代表から漏れたのはとても残念だ。

荒川選手は、氷上での華やかな存在感で際立っていた。SPは、ジャンプも決め、音楽とも調和し、きらきらとした輝きが出てきた(陶酔感をもたらすスパイラルが絶品!)。FSも、気迫溢れる演技で魅了された。中盤までは快調だったが、後半のジャンプミスが響いて、優勝争いから微妙に失速で、久々の全日本のタイトルには手が届かなかった。公式練習で何度も見せていた3連続3回転ジャンプは、本番では挑戦しなかったが、オリンピックでのパワー・アップした演技に期待をもたせる。彼女は日本勢のなかで、間違いなくメダル候補筆頭だろう。

浅田真央選手は、フリー演技で、トリプル・アクセルを2回達成という偉業を、いとも軽々と決めた。やはりトリノ・オリンピック出場は幻と終わったが、まだ15歳の彼女が、どのような進化を遂げていくのか、来シーズン(再来年)の日本で開催される世界フィギュアでの活躍が待ち遠しい。

中野選手は、今シーズンの好調を維持して、トリプル・アクセルはダブル認定だったが、ノー・ミスで滑りきった。まだ点数が上位陣に比べて思うようには出ないようだが、これからが勝負だろう。浅田真央選手とともに、これからの活躍が楽しみな存在に成長した。

安藤選手は、今回は、直前の2大会よりは、まとまった演技を披露した。ただ今回は他の選手の出来栄えが抜群だっただけに、他の選手たちの間に埋もれてしまう形で、結果は6位と、低い順位に甘んじることになってしまった。まだ今シーズン、フリーではこれぞと思わせる演技を見せていない。オリンピックで、輝きを取り戻せることが出来るか?
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by carthaginois | 2005-12-26 16:31 | その他競技会
2004年アテネ・オリンピックの女子マラソンの代表選手3枠をめぐる戦いの際すでに、トリノをめぐっては、もっと激しい争いになるだろうと報道されていたが、オリンピック本番まであと1ヶ月半と秒読み状態に入った現時点での現実は、関係者の予想以上の激しい、壮絶な事態になったというのが現状ではなかろうか。
先週末、浅田真央選手の活躍で日本中を熱狂させたグランプリ・ファイナルは、テレビ朝日でゴールデン・タイムに放送されたが、フリーが行われた12月17日の放送が、週間視聴率ベスト1(26.0%)、エキシビション(18日)がベスト3(22.2%)、ショート(16日)がベスト4(20.8%)に入る、軒並み高視聴率を獲得した。つい最近まで、欧米諸国に比べ、日本国内では、どちらというと人気が無いと言われていたフィギュア・スケートが、いつの間にか、こんなにも人々の関心を集めるようになったのは、オリンピックを目前にして、いまやフィギュア王国のアメリカやロシアよりも層の厚くなった、それぞれ個性あり、魅力あり、そして実力もある選手たちがひしめくようになった現状を見れば、当然のことであろう。

しかし代表「3人」という枠は、いまの日本の選手事情をかんがみれば、あまりにも小さすぎる。

本日から、全日本選手権が始まった(女子ショートは明日(24日)、フリーは25日)が、間違いなく今回の全日本選手権は、日本フィギュアスケート史上前例のない、最も熱い戦いになるであろう。

各選手の健闘を祈りたい。

[過去3シーズンの全日本選手権の結果]
02年 1位村主 2位恩田  3位荒川 4位太田 5位安藤 6位中野 7位浅田真 8位浅田舞
03年 1位安藤 2位村主  3位荒川 4位恩田 5位太田 6位浅田舞 7位中野 8位浅田真
04年 1位安藤 2位浅田真 3位村主 4位澤田 5位北村 6位中野 7位恩田  8位浅田舞
     (04年 荒川は途中棄権、太田は欠場した)

過去優勝は、荒川静香選手が97年、98年と2回。
村主章枝選手は、96年、そして00年~02年の3連覇、計4回。
ここ2シーズンは安藤美姫選手が連覇している。

代表選考ポイントでは、現在圧倒的に安藤選手がリードしていて、オリンピック出場は間違いないように傍目には思われるが、ここ2試合(NHK杯とグランプリ・ファイナル)は、得意のジャンプが決まらなく、2回とも、中野友加里選手の下の順位で、表彰台にぎりぎり登れなかった。ロシア杯でのショートの演技は絶品だったが、3回も転倒してしまった、1週間前の演技の悪い印象を払拭することが出来るであろうか。スロー・ジャズ・スタンダードを使った野心作のフリーの出来が気になるとことだ。

昨年ショート1位の後棄権した、荒川選手は、2回優勝したとはいえ、かなり前のことで、しばらく全日本のタイトルからは遠ざかっている。今シーズンの各大会では、高得点をたたきだしながらも、まだタイトルは一度も獲っていない。タラソワ・コーチを離れ、モロゾフにプログラム修正とコーチを依頼したとのニュースが読売新聞誌上に載っていたが、どのようなダイナミック且つ美しい演技を魅せて代表権を獲得してくれるか、公式練習で挑戦していた3連続3回転は見られるだろうか(ぜひ見てみたい!)、非常に楽しみである。

NHK杯で、復活の兆しを見せ、オリンピックに向けた熱い闘志を見せた村主選手は、とにかくここ1番に強い。昨シーズンは「ピンク・パンサー」「カルメン」という題材で、イメージ・チェンジを見事に成功させ、表現の幅をグーンと拡げた。怪我による練習の遅れを取り戻し、本来の滑りが出来るか、まずはジャンプを確実に成功させたいところ。

中野友加里選手は、スケート・カナダ3位、NHK杯優勝、グランプリ・ファイナル3位と、今、乗りに乗っている。国際大会では、まだネーム・バリューが高くないため、出来のわりに点数が出ないようだが、試合ごとに、パーソナル・ベストも更新している。シーズン前には、リスト外の存在であった今期絶好調の彼女が、何位ぐらいに割り込んでくるか、今大会のダーク・ホースだ。

恩田美栄選手は、フリーのプログラムを変更してきた。勝負かけてきたという感じで面白いと思う。ロシア杯では、まだ間に合わなかったようだが、どこまで仕上げてきているだろうか。他の選手の出来次第では、彼女も十分にチャンスはあるであろう。

そして浅田真央選手はこの大会最大のキーパースンであろう。去年は2位であったが、初優勝なるか。ファイナルでは挑戦しなかった、2回のトリプル・アクセル(一つはコンビネーションで)に成功するか。彼女の溌剌とした演技は、まさに喜びそのものだ。
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by carthaginois | 2005-12-23 18:50 | その他競技会
浅田真央選手、グランプリ・ファイナル優勝、おめでとうございます!!

昨シーズン出場した国際ジュニア大会を総制覇、シニア参戦1年目の今シーズン、開幕当初、ある程度の活躍は、当然、誰もが予想したことと思われますが、フランス大会での完全優勝に続いて、ファイナルでも完全優勝。これほどの快挙を、こんなに早々と成し遂げてしまうとは…ただただ凄い!!!

ISU Grand Prix Final 2005
Ladies
1位 Mao ASADA JPN 189,62
2位 Irina SLUTSKAYA RUS 181,48
3位 Yukari NAKANO JPN 161,82
4位 Miki ANDO JPN 157,30
5位 Elena SOKOLOVA RUS 150,08
6位 Alissa CZISNY USA 140,90

フランス大会ではサーシャ・コーエン、そしてこのファイナルでは、この2シーズン負けなしだった現世界女王イリーナ・スルツカヤと、トリノ・オリンピック金メダル候補の双璧を、SP、フリー共々上回っての優勝。なにか浅田選手の場合、トップ選手中のトップの中でも、その存在は、すでに別格だという感じがある。フィギュア・スケートの世界において、これから浅田選手の時代が本格的に始まる、これは序章なのであろうか?

それにしても、トリノ・オリンピック。来日中のISUのチンクアンタ会長の発言でも、特例は認めずということで、どうも浅田選手の出場は、今のところ実現できそうになさそうだが、個人的(素人的)には、浅田選手の演技をトリノで、見てみたいし、世界の人にも見せたい。この祭典を盛り上げる新しいスーパースターの登場を、皆が待ち望んでいると思うのだが、ただただ残念だ。

浅田選手は別格として、その他の日本人選手では、グランプリ・シリーズを通して、中野選手が、意外な健闘を見せた。スケート・カナダ、NHK杯、そしてこのファイナルと、大会ごとに見る見るよくなっていくようで、とても勢いが感じられる。NHK杯優勝の好調を維持し、ファイナルでも表彰台に上がった。今、乗りに乗ってる。

しかし、この中野選手が成績を残してきたことで、日本女子選手のオリンピック代表争いは、前代未聞の混沌とした状況を呈してきた。果たして全日本選手権では、中野選手が、どの位置に付けるのか、彼女は大会のダークホース的存在だ。
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by carthaginois | 2005-12-18 22:35 | グランプリ・シリーズ

NHK杯の結果

グランプリ・シリーズ最終戦のNHK杯は、かなり混戦模様となった。


NHK Trophy 2005
Ladies
1位Yukari NAKANO JPN 158,66
2位Fumie SUGURI JPN 158,48
3位Elena LIASHENKO UKR 156,52
4位Miki ANDO JPN 154,34
5位Kimmie MEISSNER USA152,18
6位Carolina KOSTNER ITA 145,42
7位Sarah MEIER SUI 142,56
8位Annette DYTRT GER 125,38
9位Viktoria PAVUK HUN 125,04
10位Karen VENHUIZEN NED 105,56
11位Miriam MANZANO AUS 103,30

コストナー選手がショート1位となった時点で、オリンピックメダル候補の片鱗をうかがわせ、今回はいよいよグランプリ・シリーズ初優勝か?と思わせたが、ふたを開けてみれば、フリーでまたまた大きく順位を下げ、結局6位といういつものパターン。しかし、今シーズンのビバルディの「冬」を使用したプログラムは、完成したら凄いものになりそうだという可能性を感じさせ、きっと地元トリノでのオリンピックに照準を合わせて、しっかり仕上げてくることでしょう。

今大会、本命中の本命の安藤選手も、ロシア大会の好調から、まさかの失速で、ショート、フリーともども精彩を欠き、まさかの表彰台落ち。ロシア→大阪で2週連続の試合というのは、酷であったようだが、ロシア大会でのショート・プログラムが素晴らしい出来だっただけに、今大会では良い演技が見られなかったのは残念でした。ぎりぎり東京ファイナルには出場できるようなので、そこでは、彼女の実力を発揮した演技を見せて欲しいものです。

今シーズン怪我からの復帰で、調整が遅れている村主選手は、スケート・カナダで8位という苦しいスタート。あれから1ヶ月近く経ったが、果たしてオリンピックまでに間に合うのか、心配されたが、今大会、見事に立て直してきた。ショートでジャンプ転倒し、6位発進と出遅れたが、フリーは、フリーだけなら1位。総合結果は僅差で2位となったが、この選手の頑張りには、ほんとに頭が下がるおもいがする。やはり彼女の演技による観客へのアピール度は、今大会参加の選手中でも抜きんでている気がする。ブラウン管の前にいても、それはびしばしと伝わってきて、感動させられた。彼女は、オリンピックに出たら、必ずやってくれる!そんな期待を抱かせてくれる選手だ。

結局、好調の中野選手が、予想外の優勝という結果になった。ショート2位、フリー3位で総合優勝というのは、上位陣(村主&コストナー)が総崩れしたスケート・カナダの3位に続いて、ちょっと棚ぼただなと思わせるものもあるが、運を手中に出来るのも実力のうちか、しっかりと成績を残せるようになったところが、中野選手の成長したところだと思うし、実際演技面でも、各エレメントをきっちりこなし、人を惹きつける魅力もぐーんと増している思うので、浅田真央選手らと共に、これからの成長が楽しみな存在だ。

ただこのNHK杯、採点が日本人に甘めなのがとても気になる。
総合3位のリアシェンコあたりは、今回、大分点が抑えられているという印象がある。
フリーの演技では、PCSが、日本人選手が上位3位までを占め、リアシェンコは、PCSだけなら、2回転倒した安藤選手よりも下の5位?。総合順位が、僅差で決まっているだけに、毎度毎度ながら、何か作為的なものを感じてしまう。

優勝総合点数が158.66というのは、ハイ・レベルだった中国大会とフランス大会なら5位に相当する点数。スケート・アメリカでも、スケート・カナダでも、優勝者は160点台を獲得している。ロシア杯のスルツカヤは190点台。そういった面では、6大会中、一番レベルの低い大会となった。
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by carthaginois | 2005-12-03 22:15 | グランプリ・シリーズ