フィギュアスケートを外野から楽しむ&応援するための会


by carthaginois

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全日本選手権2007

1年の締めくくり年末のこの時期、熱く繰り広げられた夢の饗宴に、たっぷり堪能させられました全日本選手権。

毎年ながら全日本を見るとき、フィギュアスケートファンとしては、つくづくこの時代に、この日本に、生まれてよかったなぁと思わされます。
巨星が去っていっても、また新たに彗星が出現したり、復活したりと、依然豊かに咲き誇りつづける選手層の厚さは、本当に壮観、贅沢やなぁと、、、、、

トップ3表彰台に立った浅田真央選手、安藤美姫選手、中野友加里選手(お3方、世界選手権代表決定、おめでとうございます!)はもちろんのこと、太田由希奈選手、鈴木明子選手、そして村主章枝選手……その他にもたくさんのそれぞれ個性あふれる名花たちが揃っている、まさしく百花繚乱、その多様性が素晴らしいですね。

きっと、この舞台に立つまでの、ひとりひとりの知られざるドラマが、それぞれの演技を色濃く彩っている、そこには採点された点数だけでは計りきれない、感動の粒が、希望の種が、2度と戻らない青春の汗が生々しく痕跡を残す、ブレードで刻まれた氷の透明な層の下にたくさん埋まっている。その発見の喜び…

スケーターの方々の、向上心をもって努力する姿勢には、いつもながら学ばされ、頭が下がる思いがします。


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2007年とももうすぐお別れ、
もし、個人的感想をつらつら書き連ねたささやかなこのブログに複数回訪れてくださった、奇特で有り難いお方が、もしいらっしゃいましたら、感謝感激、本年は誠にありがとうございました。

そしてたまたま偶然にこの文章を目にしてしまった、そんな人も含めまして、
皆みな皆様にとりまして、新しく迎える年が実り多き良い一年になりますように…!!

そして来年もたくさんの感動が味わえますように…
たくさんの笑顔が見られますように…
たくさんの喜びの声を聞くことができますように…
と願いつつ、2007年よ、サヨナラさよならサヨウナラ!!!        by carthaginois
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by carthaginois | 2007-12-29 23:16 | その他競技会

今回のグランプリ・ファイナル、各選手ミスの目立ったショート・プログラムから一転、バンクーバー・オリンピックは既にもう始まっている!これはオリンピック前哨戦だ!と言いたくなるような気合の入ったフリー演技の連続その連続で、熱狂興奮させられました。

特にキム選手と浅田選手は、2人だけ別天地の戦いといった感じ。

"今シーズンこそ世界フィギュアで優勝して世界女王になるんだ!!"という強い想いが、ヒシヒシ、いやいやそんな程度でなく、電気が体内にビリビリビリ~~~と走るような強度で伝わってくるような気がしました。
今シーズンはこの2人の選手、どっちもどっち甲乙つけがたい、すんばらしい演技ぷり!!お互いがお互いを強くしてきたライバル関係、ジュニア時代から続いてきたその交錯のドラマがますます白熱化してきて、これからこの2人は何処へゆくのだろう、どうなってしまうのだろう?とまったく見る方としては興味津々なのですが、高度な技と美の融合、時代とともに進化してきたフィギュアスケート史の最先端、断崖絶壁に、今、この2人の天才スケーターが前方を見据えて立っている、という感じを受けます。


ただただ、これは個人的なことですが、キム選手の卓抜な演技にも強い感銘を受けながらも、ぜひ今シーズンこそは浅田選手に世界女王になってもらいたい、そう願っている日本贔屓のいちスケート・ファンとしては、今回のファイナルでの浅田選手の2位という順位に、ちょっと変に思われるかもしれませんが、なんだかとても安心してしまいました。

というのは、ファイナルの優勝者と、そのシーズン一番大きな試合(オリンピックイヤーはオリンピック、それ以外の年は世界フィギュア)の優勝者は、特にファイナル優勝常連のスルツカヤ選手の成績に典型的に見られるように(04-05シーズンを除いて)、一致しないという印象を私は強く持っているので…

参考まで最近の優勝者リスト↓

99-00シーズン [ファイナル] スルツカヤ選手 → [世界フィギュア] クワン選手
00-01シーズン [ファイナル] スルツカヤ選手 → [世界フィギュア] クワン選手
01-02シーズン [ファイナル] スルツカヤ選手 → [オリンピック  ] Sヒューズ選手
02-03シーズン [ファイナル] コーエン選手   → [世界フィギュア] クワン選手
03-04シーズン [ファイナル] 村主選手    → [世界フィギュア] 荒川選手
04-05シーズン [ファイナル] スルツカヤ選手 → [世界フィギュア] スルツカヤ選手
05-06シーズン [ファイナル] (浅田選手)     → [オリンピック  ] 荒川選手
06-07シーズン [ファイナル] キム選手     → [世界フィギュア] 安藤選手
07-08シーズン [ファイナル] キム選手     → [世界フィギュア] Who?

評価や順位が比較的固定しているペアやダンスと違って、女子の場合には、個別の内容を無視して結果だけ取り出して見てみると、一人の選手に同じシーズン内にビッグタイトルが偏ることなく、女王になる実力のあるトップ選手の間でバランスよく与えられているといった印象があるのですが…?

04-05シーズンのように例外はありますが、そのようなタイトル独り占めみたいな次のシーズンは、前シーズンの幸運のしわ寄せがいってしまったような、まったくビッグタイトルが取れなかったスルツカヤ選手なのであります。

選手自体のエネルギーや運といったものの、試合間でのバランス配合や焦点といった面ももしかしたらあるかもしれないし(ちょっと抽象的ですが)、応援する方も、またジャッジも、いちおう人の子だし、極端な肩入れのない中立のジャッジなら、バランス感覚から、当然タイトルとって良いレヴェルの選手、頑張りを見せている選手がいまだ取れていない場合、取らせたいと、(無論ある程度良い演技がある前提のもとですが)、そういう贔屓目になる気持ちが作動して、点数も若干好意的な上乗せがほんのり期待できるではないかと、、、、、、、、、、、、、、

なので、ここ2シーズン、ファイナル以上のビッグ・タイトルにあと1歩のところで手が届かない、浅田選手は(+高橋大輔選手も)、今が王手!、最大のチャンスの時を迎えたのではと……??
無理やりこじつけかもしれませんが、ファイナル2位は、世界フィギュア優勝への好材料 か な と…??? 勝手にいい加減にど素人は思ったりもしましたが、、、そんなの関係ない!かもしれないですね、、、、、



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浅田選手は、今回もショートで大きなミスをしてしまいましたが、きっと1回試合で成功してしまって、積み重なってきた失敗の嫌なイメージを一度精神面で克服してしまえさえすれば、その後はすんなり順調に行くんじゃなかろうかと、別に根拠はないのですけど、そんな気がしないでもないですが…

面白いことに、先シーズンはショート・プログラム、ALLパーフェクトのペースで来ていたのが、ただ1回の失敗が、最後の世界フィギュアでの失敗だった。今シーズンはそれとまったく逆のパターンでここまできている。ただ、もしたとえ次の全日本でもダメだったとしても、一番大事な世界フィギュアでさえうまくいけば、万々歳ではないかと…
いずれにしても、全日本で、もしくは世界フィギュアで、完璧なショート見せられたら、泣けてしまうだろうな………きっと。。。

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高橋選手のフリー演技、ランビエール選手と微妙な点差で2位止まりだったけれど、抽選前の全ジャッジの採点結果では、1位だったとは…ジャッジ10人中、6-4(6人が高橋選手を1位採点、4人がランビエール選手)、しかし抽選で高橋選手1位採点のジャッジ3人が不採用、結果3-4でランビエール選手1位……いやはや…コンピューターに地元選手有利になるような細工がしてあるんじゃないかと疑いたくなってしまうような…(ちょっと03年のスケート・カナダのフリーでのコーエン選手1位のケースを思い出したりしました…)
しかし、わずかのとこで初のビッグタイトルを逃したこのアン・ラッキーも、世界フィギュアに向けての良い兆候??と思いたいですね。。。
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by carthaginois | 2007-12-19 23:00 | グランプリ・シリーズ
グランプリ・シリーズも大詰め、シーズン中盤の山場も山場、いよいよグランプリ・ファイナルが今週末、かのあのトリノ!!で開催されますが、出場する面々は以下のとおり↓

出場
ヨナ・キム(韓国)        2年連続2回目(前回優勝)
真央浅田(日本)         3年連続3回目(前々回優勝、前回2位)
キミー・マイズナー(米国)       初出場
カロリーナ・コストナー(イタリア)  初出場
友加里中野(日本)   2年ぶり2回目(1回目3位)
キャロライン・ジャン(米国)    初出場

残念ながら安藤美姫選手(全日本での奮起に期待!)が選から漏れてしまい、現在シニア真の実力者ベスト6による世界フィギュア前哨戦という形は実現なりませんでしたが、最大の注目はなんといっても、今シーズン初のキム選手と浅田選手の顔合わせ。両者とも2戦2勝の負けなしで駒を進めてきて、まさに
大激突!!
といった様相。
昨年のグランプリ・ファイナルでは、1位がキム選手、2位が浅田選手でしたが……

今シーズン、2大会で獲得した点数的には、他のメンバーから断然頭ひょぉいと飛び出した形の2人ですが、キム選手が浅田選手をさらに数歩リードしている格好。特に、ロシア大会では、フリー演技ほぼノーミスで(新システム導入後の)歴代最高点133.70点をたたきだした。恐るべしキム選手~~~

ただこれまでのところ、まだまだ浅田選手、キム選手よりもぜんぜんエンジン全開といった感じを受けなかったので、この世界フィギュアまでの中間地点であるグランプリ・ファイナルでの順位も、浅田選手が、ハードルの高いプログラムの完成度をどこまで上げてきているかまとめてきているか、トリプル・アクセルともども彼女の出来次第なのかなぁ…といった感じがしていますが……どうなるでしょうか………?????

それと中野選手が今シーズン今までのところ絶好調なので、彼女にとって2枚目の、ファイナルでのメダルGetなるかいなか(それと高橋大輔選手の初優勝なるかいなか)といったところも楽しみです。

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トリノ (To-Ri-No)
というと、日本勢にとって、オリンピックやユニバーシアードなどですんばらしい成果を残してきた、祝福された“聖地”といったイメージが(逆に十葉ひとからげにロシアでの大会というと、惨敗だった2005年世界フィギュア、大崩れの昨年のファイナル等々、日本勢にとって最果ての地災厄の地といったイメージが…)あるので、トリノでは、なにがなんだか知らないけれどなにかよいこと起こりソナ、そんな気がするのですが……………………??
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by carthaginois | 2007-12-10 00:33 | グランプリ・シリーズ
NHK杯の期間中、それと前後して、フィギュアスケーターの姿を追った2つのドキュメンタリー番組がNHKで放送されたので、興味深く見ました。

一つは、衛星放送第1のドキュメント「スポーツ大陸」の枠内で放送された、「スポーツ史の一瞬 三回転半銀盤を舞う~フィギュアスケート伊藤みどり~」というドキュメンタリー。
NHKスポーツ大陸サイト

(番組サイトより)

一つは、アジア太平洋放送連合(ABU)が選ぶABU賞なる賞を受賞をした「NHKスペシャル 荒川静香 金メダルへの道」の再放送。
NHKスペシャルサイト

(番組サイトより)

この日本スケート史上偉大な2人のスケーターの姿に共通して思うことは、チャンピオンの演技というものには、その強さ、凄さ、驚き、美しさ、輝きには、有無を言わさぬ、抗することのできない、時代を超えてなお、光となって発散する強烈な何かがあるんだな…ということ。

だけどこの瞬間放たれる光は、それを生み出すまでに、その背後に巨大で深い陰影があるからこそ、その輝きはこんなに眩しくて貴重で価値あるものになり、とてつもなく大きな感動を生み出すことが出来るのだと……そしてファンファーレ鳴り響き華々しく歴史の1ページに刻まれた成果もさることながら、そこへと至る長い長ーーー(略)ーーーい過程の中で、その瞬間瞬間に泡となって闇へと消え去っていくさまざまな軌跡にも、たとえ表面に見えてくる形が時に不完全であろうとも、いやむしろ不完全であるがゆえに、、そこには崇高でかけがえのない“美”があるんだなぁ……そのようなことをこの2つのドキュメンタリーを見た後、つらつら思ったりしました。

また、世界中の多くの金メダル候補、自らも金メダルを獲りたいと公言し、周囲からも獲れるだろうと予想されてきた多くのスケーターたちが(年齢を重ねればかさねるほど)、キャリアを積んだ百戦錬磨のスケーターたちが(キャリアを積めばつむほどに)、オリンピックという一番大事な舞台では、通常どおりの演技が出来ない、持っている力を出し切れないことが多いという現実があるのだけれども、この日本人メダリスト2人の、オリンピックに臨んだ際の全く対照的な姿勢、マスメディアを通してうかがい知ることが出来るオリンピック期間中の過ごし方、特にその精神のありようについては……もちろんシチュエーションがみな全く違うので、一概に並列して言うのはフェアでないかもしれませんが……後続の選手たちにとって、両者が経験したことは、大いに参考にし学ぶところがある先例なんだろうな、、と考えたりもしました。

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NHKでは、来年の平成20年2月24日に衛星放送で「BSあなたが選ぶスポーツ名場面100選」という番組を放送するそうで、現在サイト上で視聴者の投票を募集(1月末日まで)していて、リストから5つまで選んで投票できるようになってます。フィギュアスケートからもいくつかのシーンが候補としてリスト・アップされていますが、その中から、どのシーンが、何位くらいでベスト100入りするだろか?私も投票して見ようと思います。皆さんも是非ぜひ!!!
BSあなたが選ぶスポーツ名場面100選
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by carthaginois | 2007-12-04 00:37 | オリンピック