フィギュアスケートを外野から楽しむ&応援するための会


by carthaginois

<   2008年 01月 ( 1 )   > この月の画像一覧

2008全米選手権

フィギュア王国が完全復活に向けてのろしを上げた!
全米選手権女子の結果には、シーズン最大のセンセーショナルな衝撃度でもって、OTTAMAGE させられました。

日本でも欧州でもカナダも、女子については上位顔を揃えるメンバーがやや固まりつつあるかなぁという潮流の中にあって、米国は今まさに、新旧混戦、強力ジュニア世代からシニア世代への下克上で、戦国時代真っ盛り!!
そしてこれから、日本アジア黄金時代を覆すべき、帝国からの逆襲の立役者となるべき、中心に君臨しそうな最大の有力者が、我らのというべきか、かの国の至宝というべきか、14歳長洲未来嬢であるというのは、運命の悪戯というか面白いなぁーと思いました。

昨年は、海のものとも山のものとも分からない全くの無名の存在で、いきなり出てきて全米ジュニア優勝、そして今年は、シニア初参戦でアメリカ・ナンバーワンに。年ごとにNAGASUの名をBIGにしてきて、このまま2年後のバンクーバーまで、トントン拍子ステップ・アップでひとっ飛びもふたっ飛びもしてしまいそうな、底知れない勢いがありますね。

彼女に優勝を導いた、底抜けに明るい「アイ・ガット・リズム」によるショートのPOPな出来映えは、スピード感溢れ愉快痛快爽快!、長洲ここにありといった感じで、全米チャンピオンにふさわしい顔を持っている決定版クラスの演技に思えました。
Mirai Nagasu 2008 US Nationals SP (youtube)


長洲選手は、会心の出来だったショートも、ジャンプ転倒があったフリーも、演技構成点(PCS)が参加選手中最高得点を獲得、審査員評価の高さが、大型選手として、アメリカでの期待の大きさを感じさせます。

今回の全米選手権、フリーは、総合2位レイチェル・フラット選手(15歳)、3位アシュレー・ワーグナー選手(16歳)、4位キャロライン・ジャン選手(14歳)が皆、3回転ー3回転のコンビーネーション他ほぼノーミスの演技、長洲未来選手(14歳)選手は最初のダブル・アクセル転倒ほかはノーミスと技術レヴェルの高い試合となりましたが、このパワーフル新興勢力4人組のうち、まだワーグナー選手ひとりしか、年齢制限のため3月の世界選手権出場資格をもっていないというところが、アメリカ関係者にとっては痛いところ、きっと歯がゆいところなんでしょうね。

昨年の敵地東京での世界選手権では、マイズナー選手4位&エミリー・ヒューズ選手9位→13ポイントで、ぎりぎり次の年の選手枠3枠を確保、今年のワールド3代表は、全米3位ワーグナー選手、5位リャン選手、7位マイズナー選手となったようですが、来年の世界選手権は地元カリフォルニア開催という、アメリカ復権宣言絶好の機会を前にした大事な年、本来先頭に立つべき一番実績のあるマイズナー選手は、昨年末ファイナルから絶不調の谷に落ち込んでしまったようだし、繰上げ当選みたいな形で初出場が決まったリャン選手にはあまり順位を期待できなそうな感じだし、エリック杯でも表彰台に上がった今回3位ワーグナー選手は調子良さそうで健闘しそうだが、初出場で世界の強豪の中でどう位置づけられるか未知数ということで、いったいぜんたい3枠確保出来るのでしょうか???

この時機、2番手として戦力になりうるエミリー・ヒューズ選手のでん部怪我欠場が、(個人的にも、このシーズンの彼女に妙にマッチしたフリー「カルミナ・ブラーナ」、悪夢に出てきそうな地獄の門番に雇われた火の舞姫の怪しい誘惑の踊り??????といった感じのダイナミックな演技(エミリーはん、もしこれを読んでいなさったら(読んでいるわけないけど)こんなこつ言ってしもうて堪忍どすえ~~怒らんといて!閻魔さんに告げ口せんといて!!)が、妙に気に入っていたので)残念です。
スケート・カナダでの「カルミナ・ブラーナ」の演技-------------------------→ ↓   ↓   ↓
Emily Hughes 2007 Skate Canada FS (youtube)



来シーズンは、アマチュア生活を2年間欠勤していたコーエン選手が“サーシャ、カムバック!!!!!”、競技場に戻ってくる、戻ってこない、戻ってくる、戻ってこない、なんて話もありますが、そうなるとさらにアメリカ国内は混戦、来年、そしてオリンピック・イヤーの再来年は世界で一番の大激戦となりそうで、その中から誰が飛び出してきて世界頂上制覇に挑むのか、ぐんぐん成長を続け、評価もウナギのぼりの強力ジュニア世代を引っさげて、フィギュア大国の王位奪還の歩みは、今始まったばかりといった印象を鮮明にアピールした今回のエキサイティングなアメリカ国内選手権でした。

☆      ☆      ☆      ☆      ☆      ☆      ☆

ペアーを組むジョン・ボールドウィン選手が、長年苦楽を共にしてきたパートナー井上怜奈選手に、フリーの演技後、氷上結婚プロポーズしたとのこと。異人さんは粋やなぁ~さまになってはるし、映画の一シーンのようでんがなぁ~、ということで、めでたしめでたし………
[PR]
by carthaginois | 2008-01-29 17:11 | その他競技会