フィギュアスケートを外野から楽しむ&応援するための会


by carthaginois

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2008四大陸選手権


2004年から2007年まで、日本チームは四大陸選手権には、ベスト・メンバーの派遣を見合わせていたのが、今年は浅田真央選手、安藤選手という日本が誇る最強コンビを投入してきた。
昨年からはアメリカもワールド出場メンバーを投入しはじめ、今年は日本勢2人にキム・ヨナ選手が初出場予定で、今年の四大陸選手権は、初めてヨーロッパ選手権と肩を並べる、世界フイギュア前哨戦のような形になるかと思われましたが、キム選手怪我欠場、マイズナー選手らも不在とあって、折角の機会がちょっと規模が縮小した感があったのは残念だったですが、表彰台に上がった浅田真央選手、ジョアニー・ロシェット選手、安藤美姫選手にとっては、世界フィギュアを1ヶ月ちょい後に控えての練習台として、意義ある大会だったのかなぁと…それぞれ世界フィギュアに向けて期待をつなげられる演技内容だったので、何よりでした。

(第1回大会からの四大陸選手権歴代メダリスト)
1999年 1位マリニナ(ウズベキスタン) 2位コーウィン(米) 3位ニコディノフ(米)
2000年 1位ニコディノフ(米) 2位ベンスゲン(米) 3位ベルマール(カ)
2001年 1位村主 2位ニコディノフ(米) 3位恩田
2002年 1位カーク(米) 2位荒川 3位恩田
2003年 1位村主 2位荒川 3位中野
2004年 1位太田 2位ファヌフ(カ) 3位コーウィン(米)
2005年 1位村主 2位恩田 3位カーク(米)
2006年 1位テイラー(米) 2位中野 3位リャン(米)
2007年 1位マイズナー(米) 2位ヒューズ(米) 3位ロシェット(カ)
2008年 1位浅田真 2位ロシェット(カ) 3位安藤 


それぞれによかった点。
真央選手(優勝)については、久しぶりに国際大会で真央選手のクリーンな、審査員からもプラス評価をもらえる、トリプル・アクセルを見れたのがよかった。グッッッジョォブ!!

ロシェット選手(2位)は、大人の女性の色気というか、貫禄がありますねぇ~。ショートで3-3のコンビネーションに挑戦してきた。好調なようで、ショート・プログラムが上手くいけば、世界フィギュアでの上位争いにからんでこれる実力と存在感を充分示した大会だったように思います。ナイスナイスゥ!

安藤選手(3位)は、観ることのゾクゾクするようなエクスタシーを感じさせるまでの、あっぱれ、演技者としての進境が著しいと思います。オリンピック後、初となる四回転ジャンプへの挑戦は今回うまくいかなかったけど、意味ある失敗の積み重ねが未来の大きな感動に繋がってくると思うので…闘魂 ファあイトー!!!

その他の選手の中では、アメリカのアシュレー・ワグナー選手が、今回は8位と、意外に点数が低く抑えられてしまいましたが、快活な華があって、これからもっと目立つ存在になってくるように思いました。

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真央選手がうまくいった演技の時に見せる、最後のポーズをとっているときの表情が、、、神々しい。

天才と呼ばれる人が、自分をひたすら信じて、ひたむきに一つの道を究めようと情熱を傾けるその姿の潔さ、勇ましさ、スポットライトの届かぬところでの、そのストイックなまでの地道な努力の積み重ね、それらが彼女の演技を、純度の高いメッセージ色濃いものにしているように思います。実際に言葉で語られるよりも、何X万倍も雄弁に、その身体の動きが、その表情が、妙なる音楽となって物語る。そしてそれが空気を通して、さらに電波を通して、世界中の人たちの心の奥に、目に見えない花束となって届けられる。
それが彼女から放たれる瞬間!
彼女はそんな奇跡を生む出すことが出来る稀有な人間。(いや、もしかすると宇宙人かもしれないけど…Pardon!)

真央選手には、いちスケーターの枠組みを超えた、時代を沸かせ、歴史の殿堂に名を残してきたスポーツ界のかつての巨人たち-例えば長嶋、大鵬、力道山……etc.-に肩を並べる、存在感の大きさ、そして21世紀型はこうなのかという新しさも感じます。
その新しさは、誰よりも高度な難しい技をたくさん盛り込み、競技会では常にトップ争いを激しく繰り広げながらも、彼女の表にあらわれてくる印象として、その感触があくまでもソフト、柔らかなところ、そしてふんわりとコーティングされたように彼女の内面にある優しさが、そこはかとなく漂っているように感じられるようなところに、彼女のオリジナリティ、特異な一面があるように思われます。

世界フィギュアで、彼女が喜びを伝えるメッセンジャーの鳥となって、思いっきり飛翔する姿が見ることが出来たらいいなぁと…何よりも彼女の最高に喜ぶ顔が見たいなぁーと思っています。彼女の幸福感が、私たち日本中の、それから多くの世界中の人たちに幸福気分となって伝染し、そして世の中を明るく照らし出してくれると思うので…。    
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by carthaginois | 2008-02-20 14:14 | その他競技会
 今年のヨーロッパ選手権は、今シーズンのNHK杯に登場した3選手(コストナー選手、マイヤー選手、レピスト選手)が1,2,3位と表彰台にあがり、そして展開も、コストナー選手ショート1位、マイヤー選手フリー1位、僅差でコストナー選手が逃げ切り総合1位と、NHK杯に似た展開となりました。

 コストナー選手1位マイヤー選手2位は昨年と同じ、スルツカヤ選手が去った後、新ヨーロッパ女王として定着しつつあるコストナー選手に、あとわずかのところでおよばないマイヤー選手。
(参考までに両選手が一緒だった最近の大会の結果) ↓

 2007年ヨーロッパ選手権 コストナー1位(174.79) マイヤー2位(171.28)
 2007年世界選手権     コストナー6位(168.92) マイヤー7位(160.80)
 2007年NHK杯       コストナー1位(164.69) マイヤー2位(163.17) 1.52差
 2008年ヨーロッパ選手権 コストナー1位(171.28) マイヤー2位(169.44) 1.84差

 マイヤーファンの私!としては、ショートでのジャンプミスが響き、寸前でユーロ初優勝できなくて、残念!ただ、フリー演技の出来が、NHK杯の時に比べて格段良く、今シーズンベストの出来だったので、そのような演技を見れたのがとてもよかったです。

”マイヤーファンの私”とつぶやきましたが、昨シーズンあたりから徐々に“マイヤー選手いいなぁー”というのが私の中で高まってきていて、現役の外国人選手の中では、今一番応援したい選手なのですが、その大きな要因の一つが、彼女が日本人作曲家の曲をプログラムで使用してくれている、それが嬉しく、また彼女がその曲を素敵に表現してくれている、それがまた嬉しく、そして日本にも度々来て滑ってくれているというのも重なって、なんだか肩入れしたくなる、ということなんだと、ちょっとミーハーな理由ですが、そうなんだと思います。まあどうでもよいことなんですけど………

 昨シーズンは、フリーの中間パートで、久石譲さんが作曲した「菊次郎の夏」の映画音楽を使用していましたが、これが叙情性あふれるメロディに乗って、暑くのどかな思い出いっぱいの夏を懐かしく感じさせるような、そんな季節感が伝わってくる演技で、見ていると心がしっとり潤う、そんなすがすがしさに満ちた見事なコラボレーションでした。
2006スケート・アメリカでの映画音楽「プライドと偏見」&「菊次郎の夏」によるフリー・プログラム
Sarah Meier 2006 Skate America LP (youtube)


 そして今シーズンは、フリー全面的に、日本人作曲家の曲を使用してくれているのがまた嬉しい。この新実徳英さんという現代音楽の作曲家の名前、私、マイアー選手を通して初めて知り、はじめてその音楽を意識して聴きました。そういった意味で、紹介者となってくれた、マイヤー選手と振付師の先生か誰かこの曲を選んでくれた方に、お礼を言いたい気分ですね。
新実さんのヴァイオリンとピアノの2重奏のための、「黒いラフォリア」「紅の秋」という曲を使用しているみたいですが、フィギュアスケートのプログラムとしては表現が難しそうな、ごくシンプルで静かな美しさを讃えた音楽を、マイヤー選手、音符と音符の間の空間を埋めるべく、暗闇から何かが浮かび上がってくるような、または雪の降り積もった中でポッと咲いている可憐な花の花びらを思わせるような演技で、その個性が光っているなと思いました。
世界選手権でショート、フリーともども、彼女の一番良い演技を見ることが出来たらいいなぁとひそかに応援してます。
今年のヨーロッパ選手権でのフリー1位のマイヤー選手の演技
Sarah Meier 2008 Euro LP (youtube)

  
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by carthaginois | 2008-02-05 05:41 | その他競技会