フィギュアスケートを外野から楽しむ&応援するための会


by carthaginois

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いよいよグランプリーシリーズ開幕も秒読みとなり、各選手の新プログラムが楽しみですが、それまでの間、「♪もうーいくつ寝るとーアメ大会♪」と逸る気持ちをdou-douいなしながら、ここではフィギュアで使用された音楽という観点から、いろいろな選手の印象的だった過去の演技を、ごくあっさりですが振り返って、きたるシーズンに向けて、観戦モードを徐々に準備したいな、ということでひっそりとはじまったシリーズの第1回目。

先シーズン、プログラムに使用された音楽の中で、その選択いいなぁと感心させられました、ミュージカル「ミス・サイゴン」(現在帝国劇場でロングラン公演中だそうですが…)の音楽、初回はこれを取り上げてみたいと…


先シーズンのユナ・キム選手のフリー「ミス・サイゴン」は、素晴らしく印象的なプログラムだった。
この彼女のプログラム用の音楽が実によく編集されていて、始まりから終わりまで、一つのプログラムの中に様々な音色、七色の表情をもつ音楽が自然な流れの中でつなぎ合わされ、ジャンプを飛ぶ度に違った感じ、音楽と透明感ある滑らかなキム選手の演技との融合が多彩な火花を散らし、+(プラス)アジアン・テイストもよく合っていて、まさに王道プログラム、とても光っていたと思いました。
やはりトップクラス級のトップの選手になると、しっかり自分の持ち味を最高に発揮できるプログラムを用意してきて、外さないんだなぁと強く印象づけらた、キム選手の「ミス・サイゴン」でした。

新採点システムに移行してからのフリー演技歴代最高得点(133.70)も大納得の、2007年グランプリ・シリーズロシア大会の演技から↓ 
Yu-Na Kim 2007 Cup of Russia LP(youtube)

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90年代なかばに活躍したドイツのターニャ・シェフチェンコ選手(94年の幕張ワールド3位、97年NHK杯優勝etc.)は、(個人的に)とても音楽の力を生かすのがうまい選手だと思っていて、一時期とても好きな選手でしたが、彼女も「ミス・サイゴン」を使用したフリー・プログラムを滑っていて、彼女の演技も見応えあって面白いですね。特に終盤の風土色も豊かなダンサブルなパートが、音の使い方もユニークで、まだ十代だった、チャーミングで躍動感ある彼女の個性がよく発揮されているように思いました。

ちょっと画像状態がサイレント映画時代の映像風で、滅茶苦茶よくないですが、活き活きした96年の世界選手権の演技から↓ 

Tanja Szewczenko 1996 Worlds LP(youtube)
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by carthaginois | 2008-09-30 21:02 | その他
オリンピックだと、普段全く見ないような競技でも見て見ようなんて気がおこり、そこから発見につながるということも多々あると思うのですが、女子柔道や女子レスリングなど、いつもは全く見ないような格闘技なども、オリンピックだとつい見て、そういえばこんな人いたなぁなんて思ったり、シンクロナイズド・スイミングなど、見るたびに良いなって楽しみながらも、「なんで水の中で苦しいおもいしてこんなことしなきゃあかんの?」って気が遠くなる思いをしたりするのですが、北京オリンピックを見ていて今回、個人的にはまったのが、卓球。この競技、今回初めてそれと意識して見ました。

それには福原愛選手というスター選手の存在が大きかったのですが、愛ちゃんがラリーに勝つたびに「サ--ー!」って(最初サーって言ってるのが聞き取れなかったので)愛ちゃんはいったい何て言っているの?それどういう意味なんだろう?とか、ウヮぁ~平野早矢香選手の強烈ビシバシ睨みビィームに対する韓国選手のぶつぶつ呪文合戦すごーとか、出ました福岡春菜選手の必殺秘伝の王子サーブとか、異国の地に足を踏み入れてしまったな、ワンダーランドやなぁ~てな感じで、ビギナーには目新しくて激的面白かったです。
特に女子団体の3位決定トーナメント、格上と位置づけられる香港戦で、土壇場に追い込まれてからの逆転につぐ逆転の連続で、制したときの、福原選手、平野選手、福岡選手、出場選手3人が3人手に手をとりあって肩をたたきあって、涙ながらに達成感ある悦びに共にひたっている映像が、とても印象的でした。次の韓国戦に敗れてメダルには残念ながら手が届かなかったけれど、メダルと同じぐらい、いやもしかするとそれ以上になにか価値あるものが、そこにはあったような気がしました。

今日(9月6日)からは、北京の同じ会場で今度はパラリンピックが始まるそうですが、参加する選手の方々のご健闘を………………………加油!!!

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フィギュアスケートを意識して初めて見たのは、私にとっては、1988年のカルガリーでの冬季オリンピックで、その中心に伊藤みどりさんの存在が。その元気溌剌としてスケートを滑る姿、迫力のジャンプの連続、そしてあのガッツポーズは記憶に鮮烈に刻み付けられました。初めて見たフィギュアスケートで、リアルタイムで伊藤さんの、会場総立ちのフリー演技に出会えたのいうのは、とても幸せなことだなぁと思います。20年たってますが、この演技を見るたびに今でも気持ちが高揚し、呆気にとられ見とれてしまう。この競技を見たことなかったものでも、その世界にひっぱりこむあふれんばかりのパワーが漲っていて、氷上に小さな太陽が出現したよう。
これを書いていて、そうだった、私は最初フィギュアスケート自体のファンだったわけではなくて、伊藤さんのファンからはじまったんだと懐かしく思い出しました。


Midori Ito 1988 Calgary Olympic LP


あの最初のトリプル・ルッツ、まるで空間に山を描くかのように跳んでいて、その高さに驚き。これでもかこれでもかと次々ジャンプが成功するたびに、観客席がどよめくのもなんともエキサイティング。亜米利加の解説陣トリオもチョー盛り上がってるようです。

このときは、ショート、フリーのまえに規定審査というものがあって、伊藤さんは規定を大の苦手としていたらしいので、その影響大きく(規定10位)、ショートは4位、フリーだけなら3位だけど、総合ではメダル圏外の5位という成績。でも実際彼女の演技を見たら、同国人の贔屓目からかもしれませんが、彼女は間違いなくメダルだ!っというか、メダル獲ったよ!って気にさせられませんか?世界中の人人にこんなに愛されて…

カルガリーでのこのときの伊藤さんの演技は、フィギュア王国ニッポンの黎明期に打ち立てられた、記念碑的な演技に思えます。その余波が今に脈々とつながっているんでしょうね。女子フィギュアスケートの革命児となった伊藤さんが五輪デビューを飾って世界を熱狂させた、カナダの地でのオリンピックで、今度は彼女の一番の直系の子孫ともいうべき、フィギュアの新たな革命児である浅田真央選手がデビューするというのも、何か因縁を感じます。

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そしてカルガリー・オリンピックといえば、2連覇を達成したこの人を忘れてはいけませんね。女王カタリナ・ヴィット。
たくさんのスケーターが「カルメン」を使用して滑っていて、それぞれ良さはあると思うのですが、カルメンというと真っ先に思い浮かぶのは、やはりヴィットさまのカルメン。技術的に見たら20年前ということもあって全然レベルが違うなぁっということは素人にも分かるのですが、そのファムファタールぶりが、妖艶な雰囲気もなまめかしく、妖しく咲き誇る悪の華というようなキャラクター造型が見事はまっています。芸術面だけ見たらいまだにカルメンで女王ヴィットを凌駕する演技はないなって思わせる、強烈なイメージ力、壮絶な美をもった演技ですね。

ラストの氷の上に横たわるエンディング・ポーズも好きだけど、、華麗で重厚なオープニングが格別。あの表情、あの視線、それからコンビネーション・ジャンプにはいるまでのスリリングな戦慄。ビリビリビリビリ磁気を放っていて強く惹きつけられます。
ただ、技をぎっしりつめこまなければ点数をかせげない新採点システムのもとでは、このように演劇的趣向がたっぷり贅沢にほどこされた演技というのは、競技会ではもう見ることはできないんだろうなぁと……昔はのどかだったなぁ~なんてちょっと懐かしく思えたりもします。


Katarina Witt 1988 Calgary Olympic LP

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by carthaginois | 2008-09-06 00:27 | オリンピック