フィギュアスケートを外野から楽しむ&応援するための会


by carthaginois
グランプリ・シリーズ第1戦、スケート・アメリカ女子の結果は以下のとおりになりました。

1・Elena SOKOLOVA  RUS 163,02   (SP1位 FS 2位)
2・Alissa CZISNY     USA 159,30   (  3位    1位)
3・Yoshie ONDA      JPN 150,98   (  2位    3位)
4・Beatrisa LIANG    USA 133,00    (  4位    5位)
5・Emily HUGHES     USA 126,78   (  8位   4位)
6・Mira LEUNG       CAN 125,82   (  5位   8位)
7・Constanze PAULINUS GER 122,06 (  7位   6位)
8・Julia SEBESTYEN   HUN 121,78  (  6位   7位)
9・Dan FANG        CHN 112,26  ( 10位   9位)
10・Idora HEGEL     CRO 106,42  ( 9位   10位)

スケート・アメリカでの外国人選手の優勝は、98―99年シーズンの、ロシアのブッテルスカヤ選手以来のこと(その時の2位はソロコワ選手だった)。ソコロワ選手にとって、グランプリ・シリーズでの優勝は、98年ー99年のドイツ大会、ロシア大会での優勝以来のことなので、ほんと久しぶりですね。

恩田選手もショート・プログラム終了時2位ということで、優勝のチャンスはあったが、アメリカのチズニー選手に抜かれて3位。ショート2位から、地元アメリカ選手に抜かれて総合3位というのは、一昨年の荒川選手と同じパターンですね。去年の安藤選手も3位だった。スケート・アメリカでは、日本人選手がこれで3シーズン続いて3位ということになりました。

チズニー選手はシニア大会2シーズン目で、初の表彰台ということになりました。フリーでは、中盤のトリプル・フリップで大きく転等してしまいましたが、若々しい勢いのある演技で、フリーだけなら1位に。クワンやコーエン不在で、フラストレーションがきっとたまっているであろう、アメリカのスケート・ファンたちを大いに熱狂させてくれました。毎度ながら、アメリカの観客の自国選手に対する盛り上がり方には、ほんと圧倒されますね。
出だしのトリプルートリプルは、回転不足を取られて認められなかったようだけど、多彩で、スピードもあるスピンが、なかなか見ごたえあった。次の登場は、次週のスケート・カナダになりますが、グランプリ・ファイナルにつなげられるでしょうか?

恩田美栄選手のフリーは、後半のトリプル・ルッツがシングルになってしまったのが一番の失敗だったけれど、演技自体が、ジャパン・インターナショナル・チャレンジの時と比べても、その前日のショートと比べても、だいぶ硬くなってしまっているようで、表情もこわばっていたような気がする。
彼女の本来持っている明るさや力強さが、もっと全面に出てくる、のびのびした演技が、一番恩田選手を魅力的に見せると思うのだが、最近の大きな舞台での彼女の演技は、固い殻をかぶってしまったような演技であることが多いのが残念だ。イタリア映画「道」のテーマ曲はとてもいい曲だと思うけど…個人的には、昨シーズンのショート・プログラム(フリーダム)が好きだった。

それにしても、男子での高橋大輔選手の圧勝は、驚きであり、スゴイ。ラフマニノフのピアノ協奏曲2番によるフリーの演技、見ていて興奮&感動させられた。来週のNHK衛星での放送が待ち遠しいです。

スケート・アメリカ結果
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# by carthaginois | 2005-10-24 04:16 | グランプリ・シリーズ
グランプリ・シリーズがいよいよ始まります。
これから年末までは、毎週のように世界のどこかで、大きな大会が行われるということで、フィギュア・スケート・ファンにとっては、わくわく、どきどき、そわそわさせられる、そんな待ちに待った期間が始まりますね。

まず第1戦はアメリカ大会。
先月、エントリーされていたミシェル・クワンがケガのため欠場を表明してたので、サーシャ・コーエン優勝間違いなしといった状況でしたが、なんとコーエン選手までも、今週になって、やはりケガのため欠場の旨が発表になりました。ということで、なんだか先シーズンと同じ状況になってしまいましたね。

先シーズンも、クワン、コーエン両選手とも、スケート・アメリカにエントリーされていましたが、キャンベルズ・インターナショナルに出場の後、まずクワン選手が、続いてコーエン選手がと、欠場が発表され、アメリカ大会の地元は、両スーパースターの不在ということで、例年になく、会場がらがら、なんだかどっちらけの雰囲気が大会全般にわたり流れていたように感じられましたが、今シーズンも、きっとアメリカのファンの落胆は大きいことでしょう。

女子ショート・プログラムは現地時間21日(金)夜7時10分より行われる予定だそうですが、
メンバーは以下のとおり。

1Miriam MANZANO AUS
2Mira LEUNG CAN
3Dan FANG CHN
4Idora HEGEL CRO
5Constanze PAULINUS GER
6Jenna McCORKELL GBR
7Julia SEBESTYEN HUN
8Yoshie ONDA JPN
9Elena SOKOLOVA RUS
10Alissa CZISNY USA
11Emily HUGHES USA
12Beatrisa LIANG USA

日本からは恩田選手が登場。コーエンの代わりには、先シーズンスケート・アメリカで4位だったチズニー選手が出場するようですね。

このアメリカ大会、過去のデータを見ると、ここ10年ばかりでは、アメリカ人以外で優勝したのは1人だけ(98年のブッテルスカヤ)で、あとはアメリカ人で独占。(といってもほとんどクワンですが…)
2位もアメリカ人が占めることが多い。

昨シーズンはクワンとコーエン欠場で、大会が始まる前は、安藤美姫が優勝か!といった雰囲気が濃厚でしたが、ふたを開けてみたら、多くの人の予想だにしなかった、ニコディノフやファヌフ、そしてチズニーといった北米人が、リアシェンコ、ポイキオ、太田由希奈などをおさえて、上位を占め、安藤も、ショート・プログラムではぎりぎり1位だったものの、フリーのジャンプで2度転倒(1度は4回転を挑戦して失敗)し6位、総合3位という残念な結果に終わってしまった。

日本人選手は一昨年の荒川選手、そして昨年の安藤選手と3位が続いているが、
恩田選手は、果たしていかに?
ライバルは、ソコロワ、セバスチャン、そしてアメリカのヒューズ、チズニーといったとことか…
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# by carthaginois | 2005-10-21 02:34 | グランプリ・シリーズ
ジャパン・インターナショナルが行われた1週間後の10月8日(土)、アメリカで、キャンベルズ・インターナショナルが行われました。

女子は、ミシェル・クワンと村主章枝が直前に欠場を表明しましたので、コーエンと若手アメリカ人3人という計4人のアメリカ人と、外国人としてカナダのロシェット、そして荒川静香という6人の参加メンバーで大会は競われることになりました。
アメリカ人にとって、ロシェットは同じ北米人でほとんど身内みたいな存在だとすると、前週に日本で試合を一つ消化したばかりの、外国人である荒川選手は、単独、敵地(という言い方は適切ではないかも知れませんが)に乗り込んでの戦いということで、なかなかたいへんだったのでは。
結果は以下のようになりました。

http://www.usfigureskating.org/event_details.asp?id=30612
1 Sasha COHEN USA 122.73 (61.80 60.93)
2 Kimmie MEISSNER USA 109.08( 59.21 49.87 )
3 Shizuka ARAKAWA JPN 105.86 (51.73 54.13 )
4 Joannie ROCHETTE CAN 105.33 (52.06 54.27 )
5 Alissa CZISNY USA 84.81 (43.94 43.87)
6 Emily HUGHES USA 73.80 (31.67 42.13)

ジャパン・インターナショナルは、大会の当日すぐに放送がありましが、キャンベルは、アメリカでは、大会から約1週間後の10月16日(日)にテレビ放送があったようなので、きっとアメリカのスケートファンたちは待ち遠しかったことでしょう。

クワンが欠場し、サーシャ・コーエンが、やっぱり優勝ということになりましたが、この日の彼女は、オープニングの3連続ジャンプでふらつきがあったり、トリプル・サルコーがダブってしまって片方採点対象とならなかったりというミスのほかは、大きなミスらしいミスのない安定した演技で、モロゾフ振り付けによる新しいロミオ&ジュリエット(ニノ・ロータ作曲)の強力プログラムを携え、トリノ・オリンピック金メダル候補の本命として、まさに名乗りを上げてきたなという、力強い印象を見るものに与えました。

そして2位には、ジャニアから上がってきたシニア1年生のマイスナーが。この日はほぼノーミスで、3回転ー3回転を2回(回転不足だという指適がありますが)入れ、荒川選手の点数を上回りました。マイスナーは、カークが引退してしまった現在、クワン&コーエンに次ぐ、アメリカ3位の存在として、他の若手をリードといったところでしょうか。

一方荒川選手は、ジャパン・インターナショナルに比べ、ジャンプでのはっきり目立つミスが重なり、マイスナーとロシェットの好演技にはさまれた形で、彼女の良さが充分アピール出来なかったようですね。しかしTESの点数だけ見ると前週より、意外にも若干(2.19)上がっている。

前週、8の字を描いてはいけないというルールにひっかかるとして、半分採点対象とならなくてレベル2に留まり問題となった、スパイラルステップシークエンスは、内容が修正されレベル4が取れてますね。でもレイバックスピンは、レベル4から3に落とされてしまっている。

スパイラルはレベル4になり基礎点は上がったが、たっぷりと魅せてくれ、大きな見せ場だったジャパン・インターナショナルに比べて、短縮されてしまって、その効果が薄れてしまったような感じで残念に思いました。スパイラルの前後のジャンプが、キャンベルズでは大きく乱れてしまったのは、ここのスパイラルの長さを急きょ変更したためだったのでしょうか?

ジャパン・インターナショナルでは、素人目には3回転成功しているように見えていたのが、採点表では、2回転になっているというのが2ヶ所あったし、その他明らかに2回転になってしまったというのも1ヶ所あったりしました。

キャンベルズではダブル・アクセルが1回転に、トリプル・ループが2回転に、そしてトリプル・フリップは両足着氷で大きく減点というのはありましたが、3回転+3回転(サルコウ+トゥループ)が、今回は認定され加点もされていたし、冒頭のトリプル・ルッツの後にコンビネーションがつけられなかったため、後半にトリプル・ルッツ+ダブル・トゥループをしたりということで、1.1掛けの対象として基礎点が少し上がったりという所などで、少し点数が上がったようですね。

このように、TESは若干上がっているのであるのだけど、、PCSはジャパン・インターナショナルに比べ、7.2低く、総合では、105.86と5.1低い点数となってしまっているが、出来からすると点数が低くても仕方ないといったところでしょうか。4位のロシェットとは0.53点の差という僅差だが、ロシェットは転倒のため1点減点されているので、表彰台落ちをぎりぎり免れたといったところですね。ロシェットの方が順位が上であるべきだという意見も多々あるようですが、今回マイスナーに負けたことだけでも、日本のファンにとっては衝撃が大きい(かく言う私も)ことであろうから、ロシェットには負けなくて、よかったというところか。

もっとも、公式ホームページや朝日新聞の定期のコラム欄で、荒川選手の試合後に出されたコメントなどを読むと、深刻な調子など全然なく、マイペースな感じで、楽しんでいるような感じも受けたので、なんだかほっとさせられ、安心させられましたし、どーんと構えていて頼もしい!という印象さえ受けました。もしかして、彼女はまだ全然本気出してないのかな?
いずれにしても、次のチャイナ・カップ(11月第1週)での演技が楽しみです。
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# by carthaginois | 2005-10-19 02:33 | その他競技会