フィギュアスケートを外野から楽しむ&応援するための会


by carthaginois
今日北京オリンピックが閉会しました。

今回2週間ちかくの間いろいろ競技を見ていて、オリンピックって、一つの巨大な"人間讃歌"なんだなぁって思いました。

それぞれの競技の短い一瞬一瞬に、さまざまな国のいろいろな選手たちの人生ドラマがギュっと凝縮されている。素晴らしいなぁと思いました。

お祭りの後は、ちょっとさびしい気分……


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# by carthaginois | 2008-08-24 22:22 | オリンピック
先日、暑い一日の夕暮れ時に東京下町のひっそりした小道を散歩していたら、通りがかった小さな竹細工の工芸品屋さんの軒先にかかっていた風鈴が、風に揺れ、ちりんちりんと鳴って、その鉄の響きが耳に心地よく、一服の岩清水、一瞬蒸し暑さも汗も忘れて、その風情いいなぁ~思いますた。

最近、夜、自宅でよく扇風機にあたりながら聴く音楽。
MJQモダン・ジャズ・カルテットの『コンコルド』というスタンダード・アルバム。
ミルト・ジャクソンが演奏するビブラホンの響きが耳にすーっとしみこみ、"涼"をもたらす真夏の夜にぴたっりの音のクーラー。これいいですよおぉ。マイ・フェイバリトでつ。
コンコルド
モダン・ジャズ・クァルテット










そして就寝前、"涼"をもたらすアイテム其の三として、こんなのはいかがあ~~りますか?
良い香りに包まれながら眠ると、良い夢を見ることが出来るのだそうであーりますが、ハイ、
この演技を見ていると、涼風にひたされ、芳香にくるまれ、なにか特別いい夢が見られ、ぐっすり眠れそうな、そんな気がします。
曲の名は「誰も寝てはならぬ」!!!なんだけど……
Shizuka Arakawa 2007 Golden Skate Awards in Milano(youtube)




荒川静香さんのプロになってからの演技で映像化(公開)されているものの中では、映像のクオリティ面から見たら最高傑作といえるような出来栄えのひとつだと思ってます。彼女の輝ける美点がこの一作品にぎゅっと凝縮されている。

流れる透明な空気がピュアでとてもおいしい。
冷たい滑らかな大理石で彫像された、クラッシックな美術作品のもつ静謐さにみちた崇高な感触に、芳醇な香りがほんのり空気となって包み込むロマンチックな気配が乗って、晴れ晴れ澄み切った開放感にひたされ、至福のひと時が出現する。
2007-8シーズンのマイ・フェイバリトEx部門ベストわん!

彼女が(いつもながら)素晴らしいだけでなく、ここでは深海の海底を思わせるブルー系統で統一された照明群も、洞窟に身を潜めて様子をじっと伺っているお魚さんたちみたい、観客の視線が醸し出す会場の雰囲気も、そして特筆すべきはカメラワークまでもが、彼女のスピード感あふれるスケートを、動きのある映像で見事捕らえていて、ミラクル。(映像作品として)全てが一つに完璧なまでに見事調和している稀有な例。

またイタリアという土地柄(この演技はミラノでの公演のものだそうですが)、陽光に恵まれ豊潤な、ちょっと悦楽的なイメージのある土壌と彼女の相性がなぜか、ヨーロッパの中ではイタリアが一番ぴったりくるような気がするけど、気のせいなのかな?曲のせい?トリノ・オリンピックの記憶のせい?
女王のご帰還といった感じで祝祭ムードに包まれ、熱狂的歓迎を受けてのリンク登場シーンからイイ感じ。この映像、とても気に入っています。


☆     ☆      ☆     ☆      ☆     ☆      ☆

今年の目標、『ネッサンドルマ』を♪タラララララーララーーー ♪タラララララーラ ラー ラー ラー ラーラーラーーーーー…じゃなくて、ちゃんと原語歌詞で鼻歌歌えるようになること(マイ勝手に師匠はパヴァロッティ先生)………………歌詞を帳面に書き出したまではよかったけど、いまだ頓挫したまんまだったのを…これ書いていて思い出してしまった、、、、、、、
Pavarotti - Nessun Dorma 1982 Royal Gala Concert(youtube)
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# by carthaginois | 2008-08-01 00:10 | スケーター
最近Youtubeに、2003年スケート・カナダでの荒川静香さんのフリー演技のビデオが追加されているのを発見して狂喜乱舞しました。

個人的で俗な話で恐縮ですが、当時(NHKBS1での)スケート・カナダの放送時、ビデオ録画に失敗しまして、家に帰ってきて見ようとしたら音声だけで映像がガーーーーーーーーーン、映っていない。その本放送のあとすぐに早朝の時間帯に再放送の機会があったのですが、SPが終わってこれからフリーというときになって、(誰だか忘れてしまったけれど)ある政治家の早朝緊急会見というのがあって、放送が突然中断、フィギュア放送がそのまま尻切れトンボで終わってしまったぁーーァ、ということがあり、そんなこんなで、私にとってこのスケート・カナダの「トゥーランドット」のフリー演技、見逃していて、良い出来だったとの評判だけに、一度見てみたかった幻の演技だったのであります。

この2003-4シーズンは、サーシャ・コーエン選手がグランプリ・シリーズ絶好調で、出場した4大会中3大会で優勝(グランプリファイナルだけ2位)、そんなコーエン選手とファイナルも含め4回すべて出場が重なったのが荒川選手。スケート・カナダではコーエン選手が優勝、荒川選手は2位でした。
当時の新聞でこの大会についての記事を読んだときのことをよく覚えてます。



2003年11月3日(月)の朝日新聞朝刊スポーツ欄から
決めた 連続ジャンプ
女王へ着々 という見出しの囲みの記事から一部

 敗れても、荒川が見せつけた。出だしの3-3回転連続ジャンプだ。「シーズン初めに成功したのは初めて」。跳べない首位コーエンは、手先の細かな表現で逃げ切るしかない。
 真の女王へ、荒川が成長を世界に示した。
 〔中略)この日も演技後半のシャンプで乱れはしたが持ちこたえ、GP自己最高の2位を射止めた。
 城田強化部長は、ただ絶賛した。「コーエンの低いジャンプとは違う。今季の世界選手権で勝つのは荒川だ、と言ってくれる人もいた」
 負ける理由が、荒川から消えようとしている。


この朝日新聞の記事の「今季の世界選手権で勝つのは荒川だ…」という箇所を読んだとき、コーエン選手もいるしミシェル・クワン選手だっているし「(優勝)それはないだろー」なんて思ったりもしましたが、結果は………………

5年近くたった今、初めて見ましたが、このスケート・カナダの演技は、今見てみると、その後の(シーズン最後の)世界選手権での優勝を決めた演技をなにか予兆するような雰囲気というか、気配なようなものが濃厚に漂っているような気がし、大爆発寸前の爆弾といった感じ…?来るぞ来るぞーっとこれからなんかとんでないことをやってくれるような………雰囲気。それに最近の穏やかで愛の人になったhappyなトゥーランドット姫に見慣れた目からみると、この頃のトゥーランドット姫は(もちろん演技面に限定しての話ですが)、特に前半の恐ろしい"なぞなぞ姫”の冷酷非情な面が目立っていて、その背後に姫の孤独な心境がもたらす悲哀がちらり見え隠れはするものの、ぞ~~~~~~っぶるぶるぶる、空から槍でも降らせそうな、そんな猛烈な勢いがありますね。

このトゥーランドット(第2期?)のプログラム、最初のルッツのコンビネーション・ジャンプに入る前のオープニングは、シンプルなんだけどドラマチック、緊迫感がみなぎっていて、いつみてもゾクゾクさせられますが、このスケート・カナダの3-3のコンビネーション・ジャンプがまた、ダイナミックで惚れ惚れするような出来栄えで壮観!まさしく世界選手権の前夜祭といった感じ。
でも演技見終わってなにかないと思ったら、例のあれ!でしたね。ふむふむなるほど。その時その時の演技で違いや良さを比較、発見するのもなかなか楽しいものです。

Shizuka Arakawa 2003 Skate Canada LP(youtube)



萌し(きざし)といえば、荒川さんの元コーチのタチアナ・タラソワさんのトリノ・オリンピック後のインタビュー(「クーリエ・ジャポン」という雑誌の翻訳記事で読んだのですが)で、「公式練習の時から、練習の調子具合からしてシィズゥカァがオリンピック優勝するのは目に見えてはっきりしていた」みたいなことを言っていて、「へぇ~」と思ったのですが、これ、アメリカのTV放送のオリンピック・レポートのビデオですが、これを見ると、練習の時から試合はもうすでに始まっていたということ、本番前、もうすでに荒川さんがその鮮烈な印象で周囲を圧倒していたことが、よく分かります。
オリンピック会場で彼女のアグレッシヴな3-3-3の連続ジャンプが見れるという意味でも、決戦前、興味深い映像記録。

Shizuka Arakawa 2006 Torino Olympic フリー演技の公式練習(youtube)
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# by carthaginois | 2008-07-23 01:06 | スケーター